司法界に絶大な影響力を持つ法務貴族ギルティ家に生まれた狼耳に尻尾の人狼少女、もしくは元ギルティ家令嬢ノット・ギルティ。
裁判漬けの生活を疲れて家を出た彼女は、落ち目の貴族ジトーク子爵家でメイドとして働いていたが、策略によりジトーク子爵殺害の
濡れ衣を着せられ逮捕、裁判にかけられる。
取調中に毒を盛られ、声と自由を奪われたノットの裁判を取り仕切るのはギルティ家の体面を守る為、彼女を「潔く有罪」にしようとする実兄たちだった。
意思表示能力を奪われ、強引に有罪にされかけるノット。
しかし、その法廷には皇室の法務を司る全身鎧の皇室顧問法務騎士ハフリ、幼少ながら強大な聖力とカリスマ性を持つ第六皇子グーセイが傍聴に訪れていた。
裁判の異常さに気付いたハフリの申し出によってグーセイ皇子の治療を受けたノットは、その場で麻痺から回復する。
自由を取り戻したノットはかつて『猟犬』と呼ばれ、多くの被告人を処刑台に送り込んできた最強の法務助手だった。
自らの弁護についたノットはスピード判決を狙うギルティ一族、捜査当局が用意した証拠の不備、証言の矛盾や不正などを指摘して論破。
彼女に濡れ衣を着せたジトーク子爵殺害の真犯人マーダラー執事を追い詰め、さらには事件の影に潜んだ、かつて帝都を騒がせた殺人鬼『ヒトキリ』の正体を明らかにしていく。
物理にあらず、魔法にあらず、証拠で殴る法廷バトルファンタジー。
<作品仕様>
全95000字程度(人物リスト等を除く)
3部構成(1、法廷前編 2、調査編 3、法廷後編)
短期集中連載。26日中に完結(事件解決)となります。
犯人は最初からわかっているタイプのお話です(倒叙風味)
謎解き度は低めです(刑事ドラマくらいを想定)
陪審員制度なし、テンポ重視のスピード裁判制度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 20:08:04
100021文字
会話率:43%
日本において最強の霊能者集団《九字護身》の一人である二条祥雲のもとに現れたのは緑園寺琴音と名乗る一人の少女。琴音は祥雲の婚約者を自称し半ば押しかけ女房のように振る舞ったが、とあることが切っ掛けで祥雲は少女が天涯孤独の身であることを知る。その
元凶となったのは霊能者殺しで悪名高い《ヒトキリ》と呼ばれる一匹の妖魔。一緒に暮らすうちにその心中を悟った祥雲は琴音を弟子にとり両親の敵討ちに協力するのだった。
※「アルファポリス」にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 00:20:15
68403文字
会話率:51%
第2回TKP 2nd turn参加作品。
最終更新:2016-06-01 00:09:33
2690文字
会話率:48%