その錬金術師はパンにトチ狂う。
こんにちは。私はエミリア・ベーカー。見習い調術師です。
調術師とは、様々な素材に魔力を加えて専用の鍋で煮込み魔導具を作る魔法使いのことです。
ちょっぴり無愛想な師匠のジーン先生のもとで、毎日新作魔道具(パン)
を作りまくる日々。
仲間としては、聡明で温和な眼鏡お兄さん(お姉さん)のアマリさん、強すぎてドMな騎士のジャスくんと、何やら少し変わった人ばかりが集まってきて……?
まあ良いや。パンとクッキーが好きです。そんなかんじです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 21:00:59
24938文字
会話率:52%
【第四章まで投稿済み(ここまでで一部完結)】
「うちはただのパン屋です!」
これはとあるパン屋を営む女の子の「いらっしゃいませ」の次に多いセリフ。
女の子――カリンの店は街の人ならだれでも知っている、『ウワサ』の泉の隣にあった。
泉の
前につく言葉は、「失せモノ妖精の住む」だ。しかし本人に言わせれば「ただ隣にあるだけ」らしい。そんな無関係を言い張る彼女の元へ、今日も失くしモノの相談が。
隣にあるだけ? 本当に?
平和にパン屋を営みたいカリンが、持ち前のお節介&お人よしを発揮して問題解決!
メイブリック公爵領、都クラエスで起こる、ほのぼの恋愛ファンタジー。
【一章ごとに事件は解決。時はゆっくりと流れてゆきます】
【同一世界観のお話が他にもありますが、単体でお読みいただけます】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 13:00:00
80014文字
会話率:33%