この地は炎の守護者の結界により、安寧が保たれている。彼らは彼らの意思で神殿へと居を構え、飽きると去っていく気まぐれな性格。
彼らは、炎から生まれ落ちる、男の形をし鳥の姿をとれる一族だった。
今代は、感情渦巻く黒き炎から生まれた『|
焔《ほむら》』。次代は、災禍の炎から生まれた『|回禄《かいろく》』。彼らはその力で持って、悪しき物から守る結界をこの地へと張る。それが古からの神との盟約。
彼らは他の種族から伴侶を得て、己の半身とし、力を増幅させることができる一族。
伴侶がいない今代の守護者たる焔は、その力の代替えとなる者達を集め、神殿へと迎え入れていたがそろそろ限界だった。そして自分の後継を災禍の炎から見つけ連れてきた。
回禄は激しい気性と偏屈さ、そして炎の一族特有の歪んだ執着心を持っていた。
そんな彼に見染められたブリギット。
その二人の馴れ初めと顛末についてのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 06:00:00
8068文字
会話率:65%
断罪されてる最中に前世の記憶を思い出した主人公が、ハチャメチャな魔法を使って、国から脱出する話。
もちろん主人公はハッピーエンド!!!
主人公の独り言の多さは許してください。(笑)
最終更新:2023-09-27 18:34:56
6644文字
会話率:4%
ルドラは牛と共に旅をする一族の出身だ。自分が育てた牛を祭りの食事にするという話になったとき、ルドラは牛を逃がすことを決意。そのまま親とはぐれてしまう。
牛と共に旅をしていたが、盗賊に襲われ、牛も亡くしてしまう。一人になった彼を拾ったのは、
元・魔法騎士。彼から魔法を教えてもらい、盗賊のアジトを見つけ復讐を果たした。
魔法騎士の教えを守り、辺境の村を守っていたが、食糧不足になってしまう。しかも、医療を支えてくれた聖女までいなくなる。荒れていく村。人の笑顔が消えて、ルドラの心が疲弊しきったときだ。彼の前に神々しく光る牛が現れた。
――なんだ、この牛は……オーラが違う。
牛を捕縛すると、まさかまさか。聖女が変幻していた。彼女と出会い、ルドラの運命は好転していったのだった。
※この話は、短編「聖女です。牛になったら、美形眼鏡と家族になりました。おや?」の謎すぎるヒーロー視点です。単体でも読めますが、聖女視点を読むと、笑い所が増えると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 15:07:14
20262文字
会話率:30%