そんなにあらすじって必要なの?
前にも言ったけどさ、未来を知ってしまうことになるのよ?
それって面白いのかしら。
あたしにはそうは思えないわね。
だってそうでしょ?
未来が分からないから必死に掴もうとして必死に生きようとするんだ
もの。
あたしの物語だってそうよ。
先を知ってしまうなら読まなくてもいいってこと。
知ってしまった未来には何の価値もないのよ。
それでも貴方が望むなら否定はしないわ。
ただし!
後悔だけはしないで欲しいわ。
【本あらすじ】
アテナは自身の住まう書庫を訪れた死者の男に過去に起きた冒険談を話聞かせていた。
それは友であるミーニャが真の姿へと覚醒する始まり物語。
男にひとしきり話終えると書庫には新たな訪問者の影があった。
青年と少女。
彼らは死者のアテナを呼び出すと知識を欲し、叡智の書庫を訪れた理由を話そうとしたのだが、訳の分からない言い争いに発展していた。
※注 本作品はライトユーザーやスマートフォンユーザーへの配慮として読み易さの為に括弧の前後、句読点や感嘆符の後をわざと改行しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 23:18:08
119535文字
会話率:37%
神々の大戦《ラグナロク》にて、神は肉体を失い、亜人界・魔界そして人間界が創られた。
人間は魔法を駆使し発展を遂げていったが、争いが無くなることはなかった。
そして、剣を手にした人間同士の争いは熾烈を極め、ついには全世界を巻き込む【魔
法大戦】へと突入する。
魔法大戦より時が経ち機械技術が発達しつつある今日、腐街《スラム》に住む少年レイヴはひょんなことから亜人の猫人《ワーキャット》ミィと旅に出ることになったのだが、それは、全世界を巻き込んだ陰謀を目の当たりにする旅となるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-09 01:59:45
69750文字
会話率:32%
マグノリア王国での依頼を果たし季節が一巡し暖かくなった頃、一行は新たな村へと辿り着いた。
一休みがてら立ち寄った街ではものものしさを感じ、何やら良からぬことが起きていることを察したレイヴは話を聞きに領主の館へと赴く。
何でも屋であ
ることを知った領主は近くの村や街に魔獣が現れることを示し、切に協力を仰ぐとレイヴも断ることが出来ずにその頼みを聞くこととなる。
しかし、それはただの始まりに過ぎなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-18 01:57:47
1902文字
会話率:38%