かつての英雄王は人々を災いから救い、
荒れ果てた地に恵をもたらし、国を造った。
それから約1500年後、
極東の森で精霊たちと暮らす少女は出会いと別れを知り、そして世界を知る旅へと出る。
最終更新:2024-09-25 02:45:13
5873文字
会話率:66%
これは目の見えないネコ獣人の少女と、頬に傷のある盗賊のお頭のお話。
燃え盛る貴族の屋敷から逃げた目の見えない少女を助け出した男は、彼女を村に帰してあげようとした。
だが、その仲間達はその国の皇太子によって既に村に帰され、彼女は帰る手
段を失ってしまう。
天涯孤独になった少女を……同じ境遇だった盗賊のお頭の男は彼女を受け入れ、自分達の仲間にする。
だがそんなある日、彼女は皇太子によって助け出され、盗賊のお頭の元を離れる事になった。
そして数年後、国の治安が良くなりめっきり仕事の無くなった盗賊のお頭は周りの噂話で新王になった皇太子の妻が目の見えない獣人だと知る事になった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 23:25:44
9168文字
会話率:46%
山々が紅く色づく季節だった。ネコを拾った。名前はまだない。
――ジン国の第三王子ヤン・チャオは旅の途中で「ネコ」を拾った。城につれて帰り、溺愛しているうちに「ネコ」はかけがえのない存在になってゆく、が。第二部連載開始。チャルカ国第四王子のイ
コマはヤン・チャオの元に駆けつける。愛姫を失い冷徹となってしまった親友を心配して。「なあ、何でティエンランに攻め入る必要があるん? それってただの八つ当たりちゃうの」。ティエンランシリーズ番外編。※TIINAMIより転載作品、一部改稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-28 17:25:00
72458文字
会話率:30%