ジャンルをつけるならば、耽美派文学と成ります。
ネクロフィズム、デカダン、マゾヒズム、ナルシズム、ホモセクシャル……。
とてつもない異常感性を持つ女性の生き様を描いた物語。
私がこの小説で描きたいのは、残酷さでも狂気でも、ましてや
ゴシックやデカダンスでも無い。我々芸術家が求めるものは常に完璧な美である筈だ。ゴシックやデカダンスは言うなれば美学論理という手段であり、狂気や残酷さはその一部に過ぎない。私は私なりの美学に基づいた完璧な美を、この物語の主人公に重ね、追求しようとしているのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-22 17:34:25
9804文字
会話率:13%