手に取れば重くてズッシリとその存在を誇示するような重量。
厚みもそれなりの厚みで、中身を包んでいる表紙は本の中身を守るかのような厚み。
表紙の色はやや暗い茶色。
そして不思議なことにその本の表紙と裏表紙、さらには背表紙までに何ひと
つ記載がない。
本来あるはずの本の題名、作者の名前である著者名すらない。
しかも、図柄も模様も一切存在しない。全くの無地。
その本を手に取りペラリと表紙をめくる。
一枚目は白紙。
その一枚目の裏面である二頁目も白紙。
そして、次の頁を見るために視線を動かす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 12:31:55
177110文字
会話率:11%
VRMMO用ソフト“イレブン・アイ・オンラインの初期ロット10000本の内の1本を手に入れた主人公黒木悠は正式サービス開始と同時にログインする。
このイレブン・アイ・オンラインの世界で黒木悠のアバターYuuが暴れまわる。(このあらすじはあく
まで予定ですのでその通りになるかはわかりません)
この小説はデスゲームではありません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-11 10:17:43
4775文字
会話率:20%