「危険なモンスターがいる限り、俺の戦いは終わらない」
魔王を討った後もダンジョンに潜り
新人魔法使いを育成する勇者
彼が夢見る理想とは
真面目に読むと損をするロマンチックなファンタジー小説
最終更新:2024-12-04 16:00:22
2798文字
会話率:29%
小さいお姉さんと、大きい子ども
年の差を投げ飛ばす古流柔術
読者に気付かれぬよう仕込まれた暗黒神話
ちょっぴり危険なショートラブストーリー?
最終更新:2024-11-27 11:56:23
2182文字
会話率:63%
「クハハハッ!よくぞ我が魔王城まで辿り着いたな、選ばれし勇者タテワキの一党よ!!」
「魔王バルタザールよ!貴様の野望もこれまでだ!オレと、オレの仲間達で、貴様の命運を断ってみせる!!」
此処は剣と魔法の世界エウレーカ。
人間、亜人、魔族
、魔獣が入り乱れ、血で血を洗い覇権を競う、命の価値の低い世界。
邪神教の狂信者の手により、悠久の眠りから目覚めた魔王バルタザールは、人類を支配せんと配下と共に戦乱を巻き起こした。
対する人類側は、古より伝わる秘術を用いて、異界の勇者、タテワキ・ミドウを召喚し、対抗する。
両陣営が相見え、魔王城の広い玉座の間で、いざ矛を交えんと接近する。
彼我の距離が縮まり、世界の命運が懸かった運命の一戦が、此処に――――
「あれ?お前ら、そっちに雇われてたのか?」
「そう言うアンタ達こそ、魔王に雇われてたのね。」
何故か足を止め、武器を下ろす四天王と勇者の一党。
「ぬっ!?どうした四天王達よ!戦うのだ!!」
「みんな、一体どうしたんだ!?」
訝しむ勇者と魔王。
そんなそれぞれに、彼らの配下と仲間は振り返って。
「すみません、魔王様。俺達、アイツらとは戦えません。」
「ぬなっ!!??」
驚愕に目を見開く魔王。
「ごめんね、タテワキ君。私達も、彼らとは戦えないわ。」
「え……!?ど、どうして!?」
開いた口が塞がらない勇者。
「どうしてって、なあ?」
「ねえ?」
何やら、唯ならぬ雰囲気に陥った決戦の舞台。
魔王配下の四天王達と、勇者の一党の面々は、口を揃えて、こう言った。
「「「「社則だから。」」」」
そう言い残し、四天王も勇者一党も、みんな仲良く魔王城を後にした。
後に残ったのは、呆然と立ち尽くす勇者と、肩を怒りに震わせる魔王のみ。
突然、ハッとした勇者が、懐から1枚の紙を取り出す。
そこには、こう書かれていた。
『社員同士による戦闘行為は、その一切を拒否させていただきます。』
それは、ある商社と交わした、契約書だった。
「むっ!勇者タテワキよ、その紙は、もしや……」
それを見た魔王が、徐に自身も懐から紙を取り出す。
それを互いに見比べる勇者と魔王。
その紙は、勇者が持つ契約書と、寸分違わず同じ物であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 12:00:00
447196文字
会話率:38%
《ユニークスキル【土下座】の効果の波及を確認。対象者三名の敵愾心及び害意が45%低下しました。危険域を脱しました。》
その俺の動きに、その所作に、ヤツらは皆動きを止め、戸惑うようにお互いに顔を見合わせている。
「ギャッ!?」「あがぁっ
!!」「ぐぶッ!?」
その絶対的な隙を突いて銀色の閃光が瞬く間に駆け巡り、俺達を襲ってきた盗賊三人組は地に伏した。
「サイラス様。やはりこの方法は心臓に悪いです。まだマトモに戦った方がマシですよ。」
「そうは言うがな、アンネ。向こうは三人、こっちは二人。数的不利を覆すには、またと無い方法じゃないか。」
苦言を呈しながら無表情で淡々と盗賊達の骸を処理するアンネを見ながら、俺は溜息混じりにそう反論する。
本当なら俺だってこんな事――たとえ自衛のためだとしても、人殺しのためになんかこの【スキル】を使いたくない。
けどマトモに戦えばアンネが危険に身を晒す事になる。
それを許すくらいなら、俺の泥まみれの頭の一つや二つ、いくらでも下げてやるさ。
「サイラス様、片付けが終わりました。」
「うん。それじゃ行こうか。次は俺のせいで領都に住めなくなった、酒屋の一家が越した町だったな。」
「はい。しかしサイラス様……本当に、憶えている限りの方達に、謝罪をして回るのですか……?」
「何度も言ったじゃないか。俺のせいで貶めた実家の名誉を取り戻す。そのためには先ずは、俺の愚行で傷付けた民達に謝罪をするのが筋だって。」
「ですが……御身はそれでも、公爵家に連なる身なのですよ?」
アンネが無表情を崩して、悲しそうに眉尻を下げる。
俺はそんな彼女の頭を軽く撫でてから、歩くように促した。
「これも何度も言ったよな? 俺が与えられたこの力――ユニークスキルの【土下座】は前世の俺の未練で……そして俺の贖罪のための力だって。だから、俺は謝りに行く。たとえ許されなくても、俺の誠意を【土下座】に乗せて、伝えるんだ。」
天気は快晴、路銀は僅か。
俺は8歳から18歳までの10年間で、あの時からの10年間で迷惑を掛けた、虐げた、貶めた民達への謝罪へと、旅から旅へと歩き続ける。
今日も何処かで、俺は額を地面にぶつけ、擦り付けるんだ。
……出来れば芝生の上が良いな…………!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 20:26:00
125060文字
会話率:41%
人類と魔族の戦乱が続く世界。
歴代最高の聖女と謳われた少女エルジーンは、【勇者】と共に人類連合軍の旗印として、長い時を戦い続けていた。
そして遂に敵軍の本拠地、【凶乱の魔王】ダルタフォレスの構える魔王城を包囲し、勝利まであと僅
かというところまで迫っていた。
しかし総攻撃を仕掛けようと待機し、翌日に備えて束の間の休息に浸っていた人類連合軍の陣中から、人知れず聖女エルジーンが、魔王に攫われてしまった。
「其方に我が首を捧げよう」
予想だにしていなかった言葉に動揺する聖女エルジーン。
これは人魔の戦乱の最中で、魔王に見初められた一人の乙女の……その数奇な人生の物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 00:45:20
10961文字
会話率:52%
ユリシーズは『薔薇の王』と呼ばれる辺境を守る大魔術師だ。
戦功を称えられ、爵位を上げられた折に持ちかけられた話は、『呪い子』と呼ばれる少女との政略結婚だった。
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https://ncode.syosetu.com/
n3936gz/
王都の決闘士
作者:ξ˚⊿˚)ξ <ただのぎょー(Gyo¥0-)
の、作者公認・監修のスピンオフ・ファンSSです。
王都の決闘士の約20年ほど前のお話です。
こちら単体でも読んでいただけます。
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原作者のなまこさん、
下読みしてくださったテケリ・リさん
本当にありがとうございました!!!
この作品は「N3936GZ」の二次創作です。作者より許可を頂いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 19:00:00
11439文字
会話率:28%
テケリ・リ!テケリ・リ!
最終更新:2014-03-08 15:09:33
631文字
会話率:10%