一年前の春、高校の入学式が終わり、期待に胸を膨らませ教室に移動していたはずだった。皆と一緒に廊下を曲がったところで景色が一変したのだ。
真新しい制服に上履き。そしてポケットに入っていたハンカチとチリ紙。
それだけを持って、友木りんは月が二つ
で空に竜が飛ぶ世界、ラノーラ王国にやってきてしまったのだった。
そこで拾った猫とふたり、倹しい生活を送っていた。
日本での生活に未練はない。ただふたりで暮らしていけたらそれだけで良かったのに、ある日、働いている店に偉そうな態度の貴族がやってきて、りんの生活は一変してしまったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 11:40:00
27000文字
会話率:33%
一年前の春、高校の入学式が終わり、期待に胸を膨らませ教室に移動していたはずだった。皆と一緒に廊下を曲がったところで景色が一変したのだ。
真新しい制服に上履き。そしてポケットに入っていたハンカチとチリ紙。
それだけを持って、私、友木りん
は月が二つある世界、このラノーラ王国にやってきてしまったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 17:54:25
24293文字
会話率:37%
便所紙は有能である…。
最終更新:2023-07-07 20:00:00
958文字
会話率:0%
昭和の時代に街中でよく見かけたチリ紙交換だが、ヤマはそれを生業とする偏屈な男だった。昭和という時代とともに去り行くチリ交、その時代の流れに沿うように、チリ交ヤマは死んだ。
最終更新:2022-02-11 07:19:06
917文字
会話率:11%
みんは旅の途中で、スペインの蚤の市「ラストロ」に立ち寄ります。そこは、みんが見たこともないようなガラクタだらけの世界です。でも、そんなガラクタの中で、1体70万円もする人形を売っている景色に出会います。みんは、訳がわからなくなります。こんな
ガラクタの山の中で、70万円?
やがて日本に帰り着いたみんが転がり込んだ先は貧乏な男の家でした。
世間知らずのみんが、昭和という時代の中で、やがて「アンティークディーラーになっていく、そんな旅の途中を書いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 16:00:00
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会話率:21%
「婚約破棄する!」等と宣った王太子殿下は…男爵令嬢ではなく機械人形と魔法生物の「合の子」でしかない人形を真実の愛の相手と宣言したのだ──…。
最終更新:2021-06-20 00:00:00
2993文字
会話率:42%
家に溜まった死体をチリ紙交換に出すことに……
最終更新:2016-04-02 17:53:48
216文字
会話率:12%