2045年、少子化対策として「婚育促進法」が施行された日本。30歳以上で未婚の者は所得の15%を「独身税」として徴収され、子持ち夫婦には住宅補助や教育無償化などの特典が与えられる社会。結婚届の審査はAIが担当し、虚偽申請には懲役刑という厳し
い制度下で、若者たちは必死にパートナーを探していた。
主人公・新倉湊(25)は介護ロボット開発のエンジニア。職場恋愛禁止の厳しい職場環境と重い家族の介護負担から婚活ができず、独身税で貯金が目減りしていた。ある日、社内システムから「結婚斡旋サービス」の広告が強制表示され、偽装結婚の闇業者「月下氷人」の存在を知る。
一方、元バレエダンサーの久我山蓮(28)は膝の故障で引退後、ダンススタジオを経営するも赤字続き。独身税と相続税の二重苦に喘ぎ、実家のスタジオを守るためなら偽装結婚も厭わない状況だった。
AI監視システム「アマテラス」の目を欺くため、2人は徹底的な演技特訓を開始。湊の開発した感情認識AIを逆利用した「愛情指数シミュレーター」で完璧な夫婦像を作り上げ、蓮が考案したダンスを取り入れた日常動作で監視カメラを欺く。冷めた契約関係から始まった2人だったが、蓮が湊の介護する祖母に本物の孫婿のように接するうち、互いに心の鎧が溶けていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 19:54:58
6953文字
会話率:43%
推しに願いを……自分の『好き』を貫け! ウリャオイ! ウリャオイ!
公爵令嬢リリアンナには前世の記憶がある。その前世は女子ドルヲタクであった。
推しアイドルの振り付け完コピの為に通っていたダンススタジオの床で滑って転んで頭を打って死んだのだ
。
そんな訳で、まもなくあるスキル授与の儀式で転生チートなスキルをもらえるんじゃないかとわくわくしていた。
ところが与えられたのは「メンカラ」という奇妙なスキルだった。
「メンカラ」とはメンバーカラーのこと。アイドルのメンバーカラーが見えるだけの意味不明なスキルのせいで婚約も破棄になり、リリアンナは寂れた温泉地に行かされる。
ところがそこで、リリアンナは『運命』に出合い、『アイドルプロデューサー』を志すことになる……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 20:56:01
55686文字
会話率:61%
君がいなければ、今の僕(私)は居ないだろう。
タコというあだ名がつくほど、顔が赤くなる恥ずかしがり屋な男子校生・宏也。夢である歌って踊れるアーティストを目指し、大阪にあるダンススタジオに週に一回通っている。そしてもう1人、ダンスをしている
女子高生・真澄。幼なじみである宏也とダンスを始め、今も一緒に大阪に通っている。
そんな2人の想いが想えば、想うほど遠ざかっていく理想。2人の将来は一体どうなってしまうのか。
この作品は「Twitter、Instagram」にもURLを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 09:52:15
35072文字
会話率:33%
結婚12年目、パート勤めで趣味はダンス。まだまだ若いつもりのジャスト40歳。リーマンの夫と子どもふたりの四人暮らしのわたし。ごく平凡で平和な暮らしだった・・・はずのわたしに突然ふりかかる人生最大の試練?それは「嫁・舅バトル!」姑よりも恐ろ
しく、おどろおどろしく、おもしろい。スーパーイッっちゃってる義父との戦いの幕が今、切って落とされた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 18:00:00
98717文字
会話率:44%