「姉様、いい加減にカルヴィン様と婚約解消なさったらいかが?」
妹のジュリエットにそう言われ、ジュリアーヌは困り顔になる。
公爵令嬢ジュリアーヌ・アラバスターの婚約者であるカルヴィン王太子は、いわゆるダメ男だった。
顔だけはいい。だがそ
れ以外の全てが悪いのだ。ジュリエットは早く別れろと言うが、王命の婚約であるしそんな簡単に婚約解消するわけにはいかない。
そう言ってカルヴィンとの結婚を受け入れていたジュリアーヌだったが、ある日、ジュリエットの作戦によってカルヴィンから婚約破棄を告げられて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 16:00:00
11500文字
会話率:37%
グラオン王国王立学園卒業の日。
式典の開始早々に、王太子ルネスと彼の友人たちが突如その場を我が物とし、ルネスの婚約者である侯爵令嬢カーシェラへ、婚約破棄と国外追放を言い渡した。
彼女の妹であり、カーシェラに酷く苛められているというメイアを、
堂々と傍らに侍らせて。
──けれども不思議なことに、カーシェラは彼らからの告発について、一切の弁明をすることなくその場を収めたのだった。
「ルネス殿下、メイア。側近候補の方々も、自らの発言にはしっかりと責任を負ってくださいませね?」
*「シュヴァルツ王国の婚約破棄〜妃の資格と役割と〜」の関連作ですが、単体で問題なく読めます。
*婚約破棄テンプレほぼそのまま。ただし悪役令嬢の反撃は搦め手です。
*タイトルに反して(?)台詞は多め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 18:00:00
9340文字
会話率:58%
伯爵令嬢アイリーンは王太子エリックの婚約者。しかし彼女には、失踪した恋人がいた。
かつての恋人を忘れられず、笑顔を失ったアイリーン。そんな彼女を振り向かせたくて意地悪をしてしまうエリックは、あてつけに浮気を繰り返すようになっていった。
新た
なあて馬に選ばれたのは子爵令嬢のレナリア・スティビー。彼女は持ち前の度胸を発揮してなんとか二人の仲を取り持とうと奮闘する!
しかし、そんな恋模様の裏側では国を分割する事態が起きていて……?
悪役令嬢。学園物。失踪した恋人。王太子。お国騒動。笑顔を失った少女。そしてアホのヒロイン。恋愛モノにありがちなネタを詰め込んでみました。
全十話予定。すでに書き終わっていますので、一日一回更新していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-30 07:00:00
133049文字
会話率:44%