蒸気機関と錬金術を合わせたスチームパンク技術、【錬気術】の誕生により、剣と魔術による魔物退治の時代が終わってはや数年。
名門貴族のラッキーダスト侯爵家の次期当主、アダマス・フォン・ラッキーダスト(12)はミステリアスぶってはいるもの、内気で
思春期真っ盛りな健全な男子であった。
そんな彼がある日「あ~彼女欲しい」との独り言の後に、どんな女の子と恋愛したいのか具体的に言っていたところ、それを絵にしたような女の子がいつの間にか目の前に現れていて、全部聞かれてしまう。気まずく恥ずかしい気持ちで、父にこれはどういう事かと聞いたところ「お前の新しい妹だ」と押し付けられてしまうのであった。
しかもこの妹、色々と訳アリだ。だが健全な男子ならどうする。決まっている、愛でるに決まっているじゃないか!さあ、一緒に街を冒険だ!
貴族なのでお姉さんのハーレム(合計3名)持ちです。
ノベルアップ+にも掲載させて頂いております。 こっそり、ノクターンの方でキャラ崩壊の外伝はじめました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:03:09
1372515文字
会話率:25%
三つに分断された世界の一つ、幻想界で生まれたカナは、皆が当然のように扱える魔法が扱えず、齢六歳にして、森に捨てられてしまった。こんなところで死ぬわけにはいかない!とカナは死に物狂いで生き延び、十年の月日が流れた時、彼女は水の神に出会う。水の
神は、三つの世界のうちの一つ、現在は閉ざされていて外からは入れないという神星界の扉を開けてほしいとカナに言った。扉を開ける鍵は三つ。それを探し出して、どうかあの美しい世界を取り戻してほしいとカナに願った。
ずっとこの森にいるわけには行かないし、特にやることもないので、カナはそのお願いを聞き入れることにした。しかしよくよく考えれば皆が自在に扱える魔法さえ扱えない自分。どう考えたって閉ざされた扉を開けるなんて大層なことが出来るはずもないと思い、カナはどうにか魔法を習得しながら神星界へ行こうと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:00:35
122988文字
会話率:59%
戦う理由は報酬か、権力か、はたまた正義か
舞台は現代科学を保有する人間と、古来からの魔術を保有する亜人が共存している「地球」――
WBF財団の機動部隊「α-0」所属の狼傭兵「仁」と悪魔と呼ばれる「ダスト」
とある爆発事故により――ぶっ飛
んだ任務が次々と彼らに舞い降りてくる!
知らず知らずのうちにとんでもない闇に手を出してしまった仁は襲い掛かってくるトラブルをとにかく切り刻んで乗り越えていく!
カルトから始まり民間武装集団、さらには大国まで敵対する!
でもそんな仁にも味方が!
最強傭兵部隊である機動部隊「α-0 」のメンバーとWBF財団が彼にはついている!
カルト?国家転覆計画?世界大戦?
そんなのことごとく銃弾で打ち抜きナイフで切り刻んでいけ!
狼傭兵「仁」と愉快な野郎どもがお送りするミリタリーファンタジー、ここに誕生なり!
※作者の気分や予定で投稿頻度が変わっていきます。ご注意ください
それとミリタリーと言っていますがガチンコの戦車が出るほど深いものではありません
それと可能ならば第一章は読み切って欲しいと思っています......
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:07:11
232110文字
会話率:58%
百年に及ぶ銀河戦争は、エルドラード消失事件によって幕を閉じた。
しかし、平和が訪れたわけではない。戦火の傷跡は銀河の各地に残り、覇権を求める陰謀が今も暗躍している。
銀河世紀026年――。
そんな時代を生きるのは、ひとりの青年――ケイ。
かつて名もなき惑星の戦場で孤独に育ち、超能力と研ぎ澄まされた戦闘技術を持つ彼は、賞金稼ぎ(バウンティハンター)として銀河の闇を渡り歩いていた。彼の相棒は、感情を持たぬはずの女性型アンドロイド 「アイ」。
ある夜、ケイは欲望と犯罪が渦巻く惑星 ルードゥス の歓楽街 ビネス で、謎の取引に介入し、「白い粉」 を手に入れる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 16:00:00
193549文字
会話率:34%
広大なダイソン球体「ノヴァスフィア」の一区画、永遠の冬が続くウィンターヘイブン。そこで目を覚ましたのは、長い耳と白い体毛を持つ「ラゴモーフ」と呼ばれる遺伝子融合型の兎のような姿をした青年ユナギ。
彼の記憶は曖昧で、データベースにも存在しない
「存在しない兎」。唯一確かなのは、700年以上前の地球で暮らしていた「加藤雪」という前世の記憶だけ。
警察機能を持つPMNロボットに保護され、「特例市民」として暫定IDを与えられたユナギは、この未知の世界で生きる術を模索し始める。
様々な支援に助けられながら、トランジット・レジデンスと呼ばれるホテルに滞在し、AIパートナー「アルク」と出会う。少年のような外見ながら古風な話し方をするアルクは、ユナギの自立を尊重しつつ優しく寄り添う。
二人は街を探索し、ノヴァスフィアの不思議な光景に驚きながら、徐々に生活の基盤を固めていく。球体内部の湾曲した景色に「空に浮かぶ都市」が見える光学現象、量子エンタングル・ネットワークで繋がれたAI社会、植物育成が義務付けられた環境政策…。
ユナギが耳をピクピクと動かしながら好奇心いっぱいに新しい発見をする姿に、周囲の人々も温かなまなざしを向ける。時に大きく跳ねる耳が感情をストレートに表現する愛らしい彼の存在は、どこか特別な輝きを放っていた。
やがて自分の居場所と可能性を探るため、ユナギは適性検査を受けることを決意する。この遥か未来の世界で、彼はどんな冒険を繰り広げるのか。そして「前世の記憶」の謎は解き明かされるのか。
永遠の冬の街で、小さな白いラゴモーフの新しい人生の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 12:00:00
203150文字
会話率:54%
ワールズダスト第三作目。
彼は砂の大地に降り立ち異世界ワールズダストを歪めるナニカを探す旅に出る。数あまたある原因の一つへと女神アミールによって送られた地で彼は何を見るのか……。
地球と世界の危機を救ったユウヒは、政府やら政府やら政
府に便利に使われる毎日にストレスをためていた。そんな折、アミールからワールズダスト世界周辺の安定化に成功したと言う報告が入り、ユウヒの世界との間も安定化が進んでいると言う事で、また異世界ワールズダストに冒険へと向かう。
育兎と兎夏に後を任せ、諸々の人たちに手紙を残した彼は異世界ワールズダストへと旅立つ。次なる彼の目標は三つ、ワールズダスト最大の大陸中央に広がる砂の海は特殊な地形と地磁気の異常で外界と隔絶され、砂の海には大小さまざまな国が点在し、現地の人々はそこを【巨人の砂場】と呼ぶ。大きな反応の中に二つ小さな反応が見られると話すアミール、しかし巨人の砂場は神の目に対する妨害がされているらしく、彼女も詳しい場所などは分からないと言う。今回も足で探すことになったユウヒに、アミールは足を用意したと自信満々で彼をガレージに案内する。
女神アミールの次なる願いにより砂の地に降り立つユウヒは、そこでこれまでにない出会い、別れ、暴走を経てワールズダストの記憶に触れる。女神アミールの求める危険物の回収を成し遂げた時、彼は新たな境地に至る。これは神の領域に足を踏み入りかねないユウヒと可笑しな世界の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 06:10:00
755059文字
会話率:53%
とある世界に生まれ育ち、ひょんなことから世界の壁を跳び越えた男、その名を『ユウヒ』。
女神の願いに応え異世界の大地を踏みしめ、一国の王子の命を救い、王家を危機から救う。またある時は精霊に愛され、人々に様々な影響を与え、異世界の女神を籠
絡し、新たな神すら生み出した。そんな彼は気が付かぬうちに数多の世界に及ぶ大きな危機に巻き込まれ、その危機を打破する一助となり神々の注目を集める。
そんな彼が一時避難と疲れを癒す為に故郷へと帰郷するところから、今回の物語は始まる。
異世界『ワールズダスト』の修復が済むまでの間、疲れた体を休める為に故郷へと帰った彼だったが、彼を待ち受けていたものは心安らぐ故郷とは少し違った。見るからに変わり果てた地球で彼は何を見何を成すのか、様々な目に晒される彼は自らが起こした波に翻弄され、再度戦いの中に身を投じる。
時に人々を救い、時に猛威を振るい、時に人々を驚かせ、時に驚く。そんな彼の波乱に満ちた人生は、地球を救い新たなステージへと人々を導くのかもしれないし。
その辺は読者の目で確かめ、判断してほしい。それでは『ワールズダスト』第二幕 ~現世に現れし黒き森~ 始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 05:13:25
2559200文字
会話率:59%
世界と認められない世界があった・・・様々な生命が生き神が存在し法則も存在した。しかし、その世界は世界とは認められなかった。
そこは無限に存在する世界から切り捨てられた『ゴミ』で出来た世界・・・一部の神々が遊びで作ったとも言われる【世界
ゴミの集積場】この物語は、『ゴミ』の管理を押し付けられた一柱の管理神から始まる。
神は一人の青年に願いと力を託し『ゴミ』へと送る、一石の小さな波紋はやがて大きなうねりとなる・・・そのうねりは、様々な神々に知れ渡り『ゴミ』に関心が向き始める。
それを知ったモノ達は、数多の感情と共に『ゴミ』の事をこう言った世界ゴミ・・・『ワールズダスト』と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 11:44:27
1311907文字
会話率:61%
近未来の日本。異能力を持つ主人公の青年、御門羅我は入院中の妹、美亜の治療費の為に街を汚染するダストと呼ばれる怪異を取り除く仕事をしている。
ある日ダストの巣の中で黒い刀を見つけた。その刀の正体は悪魔蛇腹のリリス。主である羅我に回収されるのを
待ち望んでいた。
仕事帰り羅我の前に、特級怪異デーモンが出現。
奴らは人を喰う異形なる化物で羅我はデーモンと戦うが、リリスを上手く使いこなせずピンチ。だが喰われる直前かつて自分はリリスの主だったと思い出しリリスを装甲にして身体へ纏い人の心を持った悪魔、アクママンへ変身する。
デーモンを倒したアクママンの前に、デーモンハンターの美少女が現れた。彼女は羅我を危険な存在と判断し、ハサミの悪魔のグラビティを使い退治するため戦いを挑む。
1章あらすじ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:01:46
103446文字
会話率:49%
記憶を失った青年グレイと少女マシロ。目覚めたのはダストシュートもしくはゴミ箱と呼ばれる最底辺の街だった。喧騒ひしめくこの街で二人は記憶を取り戻す事が出来るのだろうか・・・
最終更新:2025-06-01 19:00:00
20889文字
会話率:69%
荒事においては世界でも屈指の力を誇るニケー王国に生まれたデモン・イーブルは“掃除人”だ。ランクは「超級」。ずば抜けた能力を有するがゆえの肩書である。では、その仕事はというと、それはヒトに仇をなす“ダスト”と呼ばれる存在を駆除することだ。
長らく王国暮らしを続けていたデモンは、ある日、旅に出た。能動的な“掃除”はどこでも歓迎されている。だが、なにも社会的に必要な活動だからという理由で世界を巡ろうと考えたわけではない。
己の根っこに常にある、黒々とした邪心の種火。
そこに焼べるは善悪問わずの刺激という名の薪。
小さかった炎はやがて燃え盛り、業火が生み出すのは無限の快楽だ。
甘美でしかないその瞬間を味わいたいがために、デモンはあらゆる“ダスト”を冥府のゴミ箱へと送呈する――。
※他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:03:28
510353文字
会話率:62%
かつて騎士団のリーダーを務め、その圧倒的な戦闘力から「剣鬼」と呼ばれたセイレン・リーオーは御年六十二歳。前線からはすっかり退いて、今は首都で兵の育成にあたっている。ある日のこと、北方の国境沿い――ファスト州の長官に、新しい辺境伯が着任するこ
とが決まり、それに伴い、「騎士選考会」が執り行われることとなった。「騎士選考会」――辺境伯専属の騎士を選ぼうというのである。それに際し、セイレンは案内役を仰せつかったのだが――。
※「黒き邪心に薪を焼べろ」(https://ncode.syosetu.com/n9626ip/)と同じ世界の物語です。
※他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 18:34:25
6770文字
会話率:42%
聖国ゲフェンは、蛮国なる悪名を持つケイロンとの戦争に晒されている。自身より強大であるため押し込まれるようになってから久しく、ぶつかるたびに疲弊、消耗しているのだが、そんな当国にあって、希望とされるうら若き聖女がいる。名はリリー・アップトン。
またの名を「奇跡のリリー」。世界で唯一とされる回復魔法の使い手である。そんな特異性に恵まれたいっぽうで、その能力とまるで引き換えみたいにしてリリーが獲得できなかったものがある。睡眠だ。彼女は生まれてから一度も眠ったことがないのである――。
※「黒き邪心に薪を焼べろ~或る特級掃除人の堕天使化について~」と同じ世界の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 22:24:16
4282文字
会話率:10%
日々の楽しみを推し活に見出していた平凡なOLが転生したのは、大正ロマンの世界――!?
劇場支配人の孫に転生した主人公・凛は、男優のみで構成される星屑歌劇団を、前世の推し活で培った知恵を総動員して発展させることに。
最終更新:2025-05-22 18:10:00
27379文字
会話率:29%
両親から暴力を振るわれていた1人の少年が1人の少女と出会い、神殿で鑑定してもらったスキル「ダストボックス」を使い、独り立ちするお話。
最終更新:2025-05-21 02:23:17
3966文字
会話率:2%
ある事件以降、霊が見えるようになった高校生 泉 幸多。
ほぼ毎日幽霊を見てしまうため、精神的に参っていた。そんな学校から帰宅中に広報版に貼っていた求人ポスターに目が行く、助手を募集しているらしく、資格条件には、幽霊が見える人のみと書いてあっ
た。
確かに幽霊は見えるが、求人に胡散臭さはあったが、どこか好奇心があった。調べたら家から近かったので下見をし終え、家に帰って1日中考え、彼はこの幽霊屋を募集する。
これは幽霊屋の助手として働く少年の奇妙な物語・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 11:05:05
646230文字
会話率:61%
何処にでもいるアラサー社会人ヲタクである男は不幸な事故により命を落とし、第二の生を得た。生まれ落ちた世界が前世でやり込んでいた人気ギャルゲー【クリエイト・フューチャー】だと気付き喜ぶものの、自分が転生したキャラが主人公に最初に倒される洗脳魔
法使いの悪役貴族―――ヘイト・ダストールであると知り項垂れるのであった。
これは洗脳魔法使いの悪役貴族に転生した男が純愛を目指す物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 02:35:34
17874文字
会話率:40%
悪友に誘われ(?)不得意なシューティングゲームに参加するおじさん。
シューティングゲームにおいて裏方役である生産職を選択したおじさんの運命は如何に・・・。
あ、おじさんは既婚者で家政夫です。
最終更新:2025-04-30 06:17:13
34224文字
会話率:26%
2025年、地下アイドル「スターダスト・ビーナス」に加入した高坂ルカ(16歳)は、天才的な歌とダンスでグループをトップに押し上げる。14歳でスカウトされソロデビューしたが、コミュ障ゆえの硬い表情が誤解を招き、「お前みたいなやつがアイドルやん
な」とSNSで叩かれ心を折られた。エゴサで傷つき、兄との買い物がスキャンダルと誤解され再び炎上、精神的に追い詰められる。星宮いちごのようなアイドルのライブ映像に憧れ再起し、グループで輝こうとするが、嫉妬といじめ、アンチの再燃に直面。頭脳明晰な親友や仲間の支えでライバルグループとのライブバトルに挑み、絆を深め、ドームライブで成功を掴む
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 17:57:16
1959文字
会話率:17%
…終わりなき物語の『最期』を描く。
風見昴の曾孫である律花と音羽は、昴の命で『死から蘇った少女』の捜索をしていた。
同じ頃、松葉と一八は、兄弟でありながらそれぞれ違う生き方を探していた。松葉は八咫烏になる為に『八咫烏の里』で修行を
し、一八は律花に憧れて人間になろうとする。
一方、昴は冥界に落ちた隕石を調査していた。そして、その影響を受け宇宙からやって来た怪が居る事を知り、死神達に討伐を命じる。宇宙からやって来た謎の三人組『スターダスト』は、何らかの理由で地球を乗っ取り、ソニアを殺そうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 18:04:05
61720文字
会話率:47%
『砂塵の正義』は、西部の町ダストクリークを舞台に、孤高の賞金稼ぎレベッカ・スウィフトが、過去の因縁を持つ強欲な権力者ハリスン・モンゴメリーを追う物語。復讐と正義の間で葛藤しながら、彼女は法の名の下に決着をつけるべく立ち上がる。
最終更新:2025-03-22 14:30:42
4687文字
会話率:49%
血の中に受け継がれてきた恨みは消えることがない。
その土地の領主はそれを体現するかのように、いくつもの激動の中でその小さな土地の独立を周辺国家から保ってきた。特に守りやすい地形と言うわけでもなく。他の国家にない特別な資源に恵まれている
わけでもなく。凡人を凌駕する才の頂きに到達した人材が居たわけでもなく。ただ歴代の領主たちは、その土地の独立を守り続けることこそが復讐を結実させるために必要なのだと言う得体の知れない焦燥に駆られて常に全力を尽くしてきた。
かの土地はヴェンデランド。現在、四つの大国と領地を接する希望無き土地である。
その領地の代理領主であるアラーマ・ヴァーシャスは、四つの大国としがらみのない他国の魔術学校から一人の魔術師の少女リュッセリンナ・エンスナッツを引き抜いた。魔術師として自らの才能の無さを嘆く少女だったが、アラーマによってその怪物的な才能が花開くことになる。
一つの強大な抑止力を手に入れたヴェンデランドに襲い来る、他国の圧力や様々な思惑によって引き起こされる事件。果たしてアラーマとリュッセリンナ、そして彼らの周りにいる多種多様な人材はヴェンデランドの独立を守り切ることが出来るのか。
これはご都合主義と共に領地を守り抜くために働く、代理領主と彼が登用した人材が織りなす独立維持の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 19:16:57
172424文字
会話率:42%
※エロティシズムな要素は一文もありません。ほとんど書き終わっていて、あとは加筆修正とエピローグのみです。
それは快晴の空からふと降り注いできた通り雨の様な唐突さで訪れた空前絶後のカタストロフィだった。
怪人、物の怪、化け物と言った想
像上の異形が現し世を跋扈し世界を浸食し始めたその日から、人々が口にする"悪"と言う言葉は勝者が敗者を定義するための言葉ではなく、またある個人にとっての主観的な価値観でもなく、概ね人の生活を脅かす化け物たちの事を指すようになっていた。あらゆる国家、あらゆる人種に降りかかった平等なる悪の災いは人々から平穏と未来を瞬く奪い去り、人類の善悪に対する概念を一変してしまったのだ。 悲嘆、哀願、怒号、諦観……まともな抵抗の手段もなくただただ異形たちに蹂躙される絶望の中、人々が思い焦がれる一縷の希望は奇しくも異形の存在たちと同じ想像上の何かであった。悪に染まらず、悪を打ち滅ぼす何か。悪を滅ぼす超常的な力を持ったおとぎ話のような何か。損得勘定などなく、ただ善のために力を揮う何か。
即ち、正義の味方。
この世に悪の栄えたためしなし!悪たる異形のものたちの出現が前触れなく起こったものであったなら、その悪を打ち砕く強い力と高潔な精神を兼ね備えた者たちが人類の中から現れだしたのもまた突然だった。無数の力なき者たちの願いを受けて理ことわりを超越した何かが呼応したのか。それとも人類自体に備わっていた種としての力なのか。あるいは争いに愉悦する何かが気まぐれに糸を引いたのか。だが例え力を得ることに如何な理由があろうとも、正義の味方と呼ばれる彼らが異形たちと熾烈な戦いを始めたのは彼ら自身の心に強い意志を灯したが故だった。
そうして、始まりの日カタストロフィからから五十年。正義の味方たちの力と人々の団結によって人類は五十年前ほど平穏とはいかなくとも、新たな常識と秩序を一部で築き上げるまでに至ったのだ。
これはそんな世界の中でもうじき引退を向かえる、とある魔法少女の悪墜ちの序章である。
※プロローグままです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 14:04:33
85198文字
会話率:45%
放送室に集まった七人の生徒たちのちょっとした怪談です。
夏と言えば怪談と言うことと、リハビリも兼ねて夏が終わるまでに軽く書いて行きます。あまり怖くありませんが、一読して頂いた方には感謝です。
最終更新:2024-05-08 13:16:11
57461文字
会話率:17%
星が送った暁光スターギフト。
星が送った災厄スターダスト。
2つが入り混じる世界。
最終更新:2025-03-02 20:15:51
247517文字
会話率:56%
機動部隊による奇襲により、集結中の敵主力艦隊を壊滅せしむる――その目論見は、早くも崩れた。安全であったはずのザワール星系を遊弋中の味方主力部隊への敵機動部隊の逆奇襲。哨戒の不備、不足する艦船――困難な戦闘に多大な犠牲を出しつつ、主力部隊は避
退を始める。ある、非情な命令を下しつつ。これは主力部隊配置の駆逐艦「スターダスト」の操舵員が目の当たりにした、ザワール星系会戦の顛末である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 22:53:11
11354文字
会話率:22%