文芸部所属の男子高校生・笹塚革(ささづか あらた)の日課は、同じ部活の先輩であり好きな人でもある女子高生・佐世保観月( させぼ みづき)と共にスクールバスに乗り、約十分の登校を共にする事。
例えその先輩に重い想いが届かないとしても。
例えそ
の先輩に朝に弱い彼氏が居たとしても。
笹塚革は佐世保観月の左側に座る事を至福の時としていた。
束の間に過ぎぬ幸。
姑息で未熟な独占。
終焉の見えた楽園。
虚偽に満ちた一時。
破滅に繋がる走行。
故に辿り着く絶望。
それはきっと彼に新たな視野を与える。
もたらされたものの意味すら知らずに。
彼は、選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-16 19:00:00
5784文字
会話率:37%
この作品は作者が文章力向上のために書き始めた実験的作品です。「転生」をテーマに、作者の思いつきと妄想全開でお送りしていきます。
最終更新:2012-03-22 21:18:03
4203文字
会話率:10%