十五歳の誕生日、アレクサンダー・オルブライトは父からある秘密を明かされる。
それは幼いころ亡くなったと聞かされていた母が、実は生きているということであった。
戸惑いつつも母に会いに行くアレクサンダー。しかし行った先で待ち受けていたのは、尻尾
が三本の、どう見ても十歳かそこらにしか見えない幼い狐獣人の少女であった。
これは『月光』と名付けられた生き物が生真面目すぎる少年の恋路を応援する物語。
※本作は『セーブ&ロードのできる宿屋さん』(http://ncode.syosetu.com/n9497dd/)のキャラクター短編のようなものになります。
『セーブ&ロードのできる宿屋さん』を十一章まで読むか、書籍を4巻まで読んだうえでお読みくださることを強く推奨いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 18:31:00
36366文字
会話率:48%