雪の夜、それは山の奥の方から響いてきた……。
女が歌っているように……。
たぁ……かぁ……いぃぃ……
……やぁ……まぁ……かぁぁらぁぁああ
♬ あいつませ?
こいつませ? ♬
♬ ♬ ど ん ど ん せ ? ♬ ♬
♬ ♬ ♬
ど ん ど ん せ ? ♬ ♬ ♬
…………
また響いてきた。
たぁ……かぁ……いぃぃ……
……やぁ……まぁ……かぁぁらぁぁああ
♬ あいつませ?
こいつませ? ♬
♬ ♬ ど ん ど ん せ ? ♬ ♬
♬ ♬ ♬ ど ん ど ん せ ? ♬ ♬ ♬
…………
さっきよりも歌う声は近づいてきているのか
そんな感じの雪国の本物の古い寝物語を一つのネタとして、生き延びた浮浪児たちが生き延びようとするけど、幸運に恵まれてるなコイツラと思わされるご都合主義なお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 23:33:50
96950文字
会話率:28%
※チートスキル、異世界転生はありません。悪役令嬢も出てきません。
※「カクヨム」「小説家になろう」に投稿されています
※どことなく90年代テイストです
悠々自適の生活を送る元・冒険者アリステア。
そんな祖母に育てられ、冒険者に憧れる少年
キース。
しかし、アリステアはキースが冒険者になるのは反対です。
自身の大怪我の経験と両親が不在でその許可が無いから、というのが表向きの理由。
本当は、何より孫が可愛くて可愛くて、一緒にいたくて仕方がないから。
しかし、キースは魔術学院も卒業し成人した18歳。このままではニー◯です。
キースは冒険者になる為家出。
それを知ったアリステアは、今は家政婦・庭師として一緒に暮らす後輩冒険者達と共に、キースとパーティを組み、自分達の手で一人前の冒険者に育てようと決意。
(そうすれば一緒に旅できるし!)
しかし、アリステアは間もなく70歳、後輩たちも60歳過ぎという高齢者。
魔物との戦いや古代王国の遺跡の探索どころか、馬車での長時間移動ですらしんどい始末。
「まずはこの身体を何とかしなければ・・・」
彼女達は、18歳の孫と共に冒険できるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 14:46:00
1259929文字
会話率:46%