小さなアパートの一室で独り23歳の誕生日を迎えた黒野誠司は、天井を見上げながら将来のことを考えていた。お笑い芸人を目指して一人暮らしをしていた誠司であったが、自分をお笑いの道に誘ってくれた相方は、早々に夢を諦めて実家へと帰ってしまう。
自分も就職活動でもしようか――そんな風に悩んでいた誠司だったが、突然眩いほどの光に包まれると、見覚えのない小さな部屋の一室で目を覚ました。
目の前には、ルティンと名乗る男が立っている。
さらに誠司は訳もわからず、ルティンという男に告げられるのである。
「カイトラの現国王である、アレクサンデル王の命を絶ってもらいたい……」
大真面目に言い放ったルティンであったが、なぜか誠司の名前を聞くや否や、部屋から飛び出して逃げ出してしまった。
ルティンとは、何者なのか。誠司はどこに来てしまったのか。
見渡す限りの知らない世界が、目に飛び込んで来る。
誠司はルティン追いながら、やがてこの世界の国々を巻き込もうとする陰謀と計画に真正面から立ち向かうことになるのであったーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 02:17:52
199897文字
会話率:45%
サンラック城下町は、古くから続く魔法学校があることで有名な町である。
そんな町の大通りで、ヨーゼンは叔父から引き継いだ本屋を辞めて新しい商売を始める。
『あなたのお悩みなんでも相談屋』
なるべく客の相手をしたくないという理由から始めた思いつ
きの仕事であったが、不思議な縁の巡り合わせか、今日もヨーゼンの店には悩みを抱えた客が一人々々と足を踏み入れるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 00:08:41
25467文字
会話率:47%
聖なる山の神を信仰する宗教国家カルロ教国。その下町に住む自他ともに認めるヘタレのシロムは家業の食堂を継いで静かに暮らすことを夢見ていたが、運命の悪戯から誰もが羨むエリートコースの神官候補生になってしまう。だがシロムの胸中は穏やかではない。あ
がり症で小心者のシロムには神官として人々の前で話をすることなど恐怖でしかないのだ。家族の期待に縛られて神官候補生を辞めることが出来ないシロムだが、突然町を訪れた聖なる山の神の娘アーシャに預言者と宣言されたことから、運命の歯車は彼の望みとは真逆の方向に回り出す。
*** 以前アルファポリスに投降した作品を加筆しながら投稿しています。***
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 01:00:00
306209文字
会話率:47%
どもども、クロムです。
職業「三ツ星」...本当にハズレなのか?
選定の儀で「三ツ星」の職をもらった俺は、鑑定不能で前例にない職業と言うのもあり、
皆にバカにされ挙げ句の果てに父モーガンに、ゴミだのクズだの言われてフリージア男爵領を追放さ
れる。
弟のシロムと幼馴染みのノエルは付いてこようとするが、
英雄学校に入学が決まっているため、断念。
三年後にまた会う約束をして、
俺は追放され旅に出る。
旅の途中、次々に功績を上げて行ったり美味しいものを食べ歩いたり順風満帆、
その一方で俺を追放したフリージア家は、
俺の功績を国王に讃えられてあわせるよう言われる。
しかし、当人は一向に姿を現さない。
それは、そうでしょ。
だって俺追放されちゃってんだから。
帰ってこいと言われても帰る義理はないし戻るつもりもない。
この事に怒りを募らせたモーガンは次々とクロムに嫌がらせをするが、
返り討ちにあい国王からも信用がなくなり失墜していく。
えっ?
俺は貴方達とは関係ないからね!
でも、弟と幼馴染みだけはしっかり守らせて頂きます!
そして、みんなで幸せに生きていきます! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 21:24:17
24147文字
会話率:46%
自然豊かなシーズ村に生まれたシロムがジョブ検査を受ける。
そこで知り合ったのはライムという美男子?だった。
なぜだかシロムのことを気になるライム君。
シロムが圧倒的な強さで事件を解決する物語。
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ストーリーが進んだあとに追記します。
初めての挑戦なので上手くかけないことが多く、不快に感じられる人がいると思いますが、
出来る限り修正だったりをするので暖かい目で見守ってください。
文章の修正を定期的にしますが、内容は変えません。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-23 05:48:18
11999文字
会話率:10%