幼い頃から心配性だった第二王女グレースは、結婚式を二年後に控えたある夜、美しい婚約者に「白い結婚」をもちかける。それは婚約者のディランが、自分を女性として見れないのだろうと思ってのことだった。
「わたしたちの間には、深い信頼と友愛があると思
うの。ただ、わかっているのよ。あなたがわたしに、女性としての魅力を感じていないということは」
「僕たちの間に海よりも深い溝があることがわかったよ」
愛の重い婚約者と心配性の姫君のすれ違い両片思いラブコメ。シリアスも含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 14:42:26
17999文字
会話率:21%
公爵家の末娘シルヴィアは、幼い頃から不思議な夢を見続けていた。夢の中で彼女は『閣下』と呼ばれ、動乱の時代を生きている。傍らには、自分が徹底的にシゴキ倒した副官もいた。夢というよりは記憶のようだと感じていたシルヴィアは、王太子と引き合わされた
瞬間に、夢は前世だったと直感する。そして王太子は「今こそ俺がやり返すときだ」といって、シルヴィアを婚約者にしてしまい…。
基本的にラブコメ、たまにシリアスです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 07:28:32
22985文字
会話率:31%