僕は何故、此処に立っているのだろう。頭が真っ白になりながら、指揮棒を振った。
最終更新:2025-05-12 18:37:02
284文字
会話率:24%
いきなり異世界転移させられた小田桐蒼真(おだぎりそうま)と永瀬弘祈(ながせひろき)。
所属する市民オーケストラの指揮者である蒼真とコンサートマスターの弘祈は正反対の性格で、音楽に対する意見が合うこともほとんどない。当然、練習日には毎回のよ
うに互いの主張が対立していた。
しかし、転移先にいたオリジンの巫女ティアナはそんな二人に『オリジンの卵』と呼ばれるものを託そうとする。
『オリジンの卵』は弘祈を親と認め、また蒼真を自分と弘祈を守るための騎士として選んだのだ。
地球に帰るためには『帰還の魔法陣』のある神殿に行かなければならないが、『オリジンの卵』を届ける先も同じ場所だった。
仕方なしに『オリジンの卵』を預かった蒼真と弘祈はティアナから『指揮棒が剣になる』能力などを授かり、『帰還の魔法陣』を目指す。
たまにぶつかり合い、時には協力して『オリジンの卵』を守りながら異世界を行く二人にいつか友情は生まれるのか?
そして無事に地球に帰ることはできるのか――。
※この作品は他の小説投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 01:13:45
61509文字
会話率:37%
辺境の島のオーケストラに就職した男が妙な騒動に巻き込まれた。打ち上げで酔っ払った女性コンサートマスターを自宅へ連れていって介抱したところ、後日、彼女に妊娠したと告げられる。彼はそのような関係を持った記憶はないのだが……
最終更新:2017-05-06 00:59:16
77617文字
会話率:52%