コローレ学館に入学してから、第二王子でロレッテの婚約者のオルフレット・ウルラート様と仲が良いと噂される、男爵令嬢のメアリス・アーモンドさん。
その2人が学園の庭園で抱き合う姿を目撃して、悪役令嬢と呼ばれる公職令嬢のロレッテ・コローネルは
ショックで倒れてしまう。
屋敷の寝室で目覚め、傷付いたロレッテはしばらく学園を休む。
その間、庭に迷い込んだ子犬に癒されて、心を休めたロレッテは再び登校した。なるべく婚約者のオルフレット様と会わず過ごしていたロレッテだが。学園の別棟にある書庫の廊下でオルフレット様と出会ってしまう。
ロレッテは挨拶しだけして、去ろうとしたが。
〈あの日から君は笑わなくなってしまった……ロレッテ嬢、ボクは〉
と、彼から声が聞こえたのだけど。オルフレット様の口元は動いていない。
まさか心の声?
何故かわからないのだけど。
倒れてから、彼の心声だけが聞こえるようになったみたい。
〈ロレッテはなんで可愛いんだ〉
〈ボクが好きなのは――君だけだ〉
〈ロレッテの可愛い口元にクリームがついている〉
「⁉︎」
私を想う、オルフレット様の心の声が聞こえてくる。
私って嫌われていなかったの?
アルファポリスにて「深月カナメ」で投稿して、完結した作品の改稿版です。
エブリスタにて掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 02:00:00
129788文字
会話率:43%
五つの街と五つの種族を持つネイション。
その中心の街、セントラルにある、小さなお店。
それは、一人の男・銀が営業するお店。
代盗屋:コローレ
『代わりに盗む』
それが彼の仕事。
この代盗屋に、様々な種族が、様々な依頼を持ち寄って来る
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-13 23:47:59
2726文字
会話率:53%
街中のちょっぴり寂しい細道に、そのお店はあります。あなたを待ち構えるのは、目でも舌でも味わえる、極彩色のご馳走たちです。さあ、おなかを空かせて、どうぞいらっしゃいませ。 ※この作品は、『冬の童話祭2012』参加作品です。
最終更新:2012-02-12 23:59:32
10586文字
会話率:36%