私の名前は優恋(ゆうこ)。友達を作らず、部活にも入らず、勉強をするためだけに学校へ通っている。話しかけれれたことのみ応じ、自分から話しかけることはない。「学校とは勉強をするところ」と割り切っているし、友達を作らないのも自分で決めたことなのだ
から、後悔はしていないのだけれど……。
そんな残念な私には、もう一つの名前がある。ネナべとして女性であることを偽りつつ、ゲームを楽しむ『ヴェリテ』と名付けたゲーム内アバター。不思議にも試しに始めたゲームが、これほど楽しいものだとは思ってもいなかった。
短編『ネカマの恋はどっちつかずでした ~自分に負けてしまった少年A君の恋物語~』の優恋編です。お先にお読みいただくと分かり易いかと思います。
作品内の下方にリンクが御座いますので、そちらからどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-04 13:04:18
14401文字
会話率:27%