これはまだ世界が不安定だった遠い遠い昔の1つの世界での記憶。
この世界に属する人間・獣人・竜人・ドラゴンは平和に暮らしていたが…そんな世界に突如、魂を宿さない鎧を纏いし兵士、“破壊軍”が現れた。
世界はあっという間に破壊軍によって壊滅させら
れてしまい、人々はただ怯えて生活をするしかなかった。
そんな中、破壊軍に立ち向かう種族混合の合同軍、“平和軍”が設立。劣勢ではあるが、人々は限界まで戦い続けていた。
そんな世界で暮らしていた竜人の青年グロストは、破壊軍の襲来で唯一の肉親を失い、復讐鬼となった。
復讐のために得た光と闇の力に翻弄されながらグロストは平和軍に入隊し、破壊軍殲滅を掲げ、戦場を駆ける。
これは、一人の復讐鬼となった竜人が英雄となり…やがて“幻の神話”になるまでの物語。
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この作品には性的・肉体的・精神的暴力描写が多めに含まれている箇所があります。
読まれる際は予めご注意をお願い致します。
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この小説はpixivで連載している作品をこちらに移したものです(執筆したのは10年ぐらい昔のものです)
これに、同世界線である他作品との整合性を取る為の加筆修正、説定の変更、キャラの追加などの改変を行っております。
中には大幅に内容を変更している部分もあり、pixiv版と大きく異なる点や、pixiv版の最終回の後日談も掲載していく予定です。
https://www.pixiv.net/novel/series/327010
pixivにはこの作品のイラストなども投稿されております。併せてご覧いただければと思います。
プロフィールに登録されているpixivのアカウントとは別のアカウントですが、同一人物なのでご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 09:31:03
203783文字
会話率:36%
素材屋としての仕事を辞めて数年、グロストはある国にいた。
彼は数年経った今も未だ何をするべきか定まらず、何をしても、楽しいという感情が芽生えない、味気ない日常を送っていた。
彼が酒場で感傷に浸っていると、妙な女が。
彼女は言う。
私が楽
しさを見つけてあげると。
だが耳を傾けた彼女から出た提案は彼の予想をはるかに超えるものだった。
「一緒にこの国ぶっ壊さない?」
面食らう彼の選択は……
カクヨム、ノベルアップ+の方でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-08 16:44:07
243370文字
会話率:26%
――わたしは、“真実を告げる者”である。
見よ、すでに災難は去った。
漆黒の雲は取り除かれ、空は澄んでいて一片の曇りもない。
水は宝石のように潤い、絶えず生命には清らかな風が吹いている。
草木は新たな芽を宿し、星全体が活気に満ち溢れてい
る。
今や嘆きの地ルワンはかつての栄光を取り戻し、栄華をきわめている。
国土は富み、、金銀はあふれ、民はあまたにおよび、数千年にわたり黄金の時代が続いてきた。
しかし、まもなく、一人の裏切り者が出る。
極悪非道の限りを尽くし、冷淡で残酷な男。
彼は自身を冥王とかたり、ルワンとルワンの民をなすがままに操る。
山は裂けて火を噴き、その煙はやがて天に達し空を濁す。
海は割れて荒れ狂い、邪しき波が地上のすべての生命を飲み込む。
大地は枯れ果て、もはや野に草も咲かぬほどの荒れ野と化す。
そのとき、ふたたびグロウ・ストーンは勇者の前にあらわれるであろう。
世界を救う一筋の光となりて。
――『聖石伝説』光の章 使徒による予言書
実力不足につき首をかしげるような点がいくつもあると思います。
皆さまの力をお借りしたいです。メッセージ、感想等でいつでも気軽にお待ちしております!
更新ペースは一定しません。週に一話は出したいのですが……。
※この物語では聖書に類似した内容が含まれることがありますが、決して悪意があるわけではございませんし、聖書や宗教そのものの概念を汚しているつもりもありません。
※また、作者はキリスト教をはじめとする、世界各国に点在するどの宗教にも属していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 23:31:55
8609文字
会話率:17%