目が覚めたら薄暗い洞穴の中。
ここはどこ? どうして、僕はこんな所に?
だが、いくら考えても何も思い出せなかった。
どうやら、記憶を失ってしまったらしい。
「じゃあ……わたしの家族になって?」
そんな時に出会った、僕ーー朝比奈 伊織を召
喚したと言う幼女、イア。
彼女の傍に居場所を見つけたかと思った矢先、僕は強力な魔物に殺されかけ、選択ミスでぶっ壊れた性能の銃器と、決して壊れる事も脱げる事も無い、ある意味ふざけた装備を身に付ける事となる。
それから地上に上がろうとダンジョンを進んだ先に待っていたのは……僕の名を知り、クラスメイトと称した勇者達だった。
こうして僕は、自分と言う存在の片鱗を知る事となる。
ーーそれと同時に動き出したこの物語は、記憶喪失の僕が始めた、ぬるま湯異世界ライフである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 00:25:39
2681文字
会話率:34%