「鏡よ、鏡よ、鏡さ〜ん。世界で一番美しいのは、だ〜れ? それは、私ですわ! おーほほほほほほほっ!!」
俺の主人であるアマリリスお嬢様は、今日も絶好調らしい。
この世界は、妹がプレイしていた乙女ゲームで、アマリリスお嬢様は、その悪役
令嬢。
彼女の断罪を防ぐため、彼女の護衛騎士である俺の未来のため、性格矯正をし、お嬢様は完璧な令嬢となった。
ただ、自分大好きという点においては、個性的と思うことにする。
そんなお嬢様は、来週、殿下とご結婚することとなる。
「本当は、アカシアとずっと一緒にいたかったわ」
お嬢様が俺に向かって小さく零した笑みに、つきりと痛む心を、俺は見ないふりをした。
これは、愛と策略、微ざまぁ?の物語です。
ご都合主義のハッピーエンドとなっております。
視点は、ヒーローとヒロインで交互に変わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 21:53:16
4764文字
会話率:30%
「ヘンリエッタ・フォン・ラヌボア侯爵令嬢、君との婚約を破棄させてもらう!」
社交シーズンの始まりとなる王家主催の夜会で、開幕の挨拶をするはずのアルブレヒト第一王子が声高らかに宣言した。
王子とその婚約者と異世界から来た少女とその教育係。
異世界転移におけるチートと、王道の婚約破棄について。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 21:00:00
7284文字
会話率:14%
「ところでさ、二人とも」
「はい?」
「我が王、なんでしょうか?」
「道行く冒険者の人なんだけど。目が合ったからって、因縁つけるのやめない? まるでバーサーカーみたいだよ俺たち」
「セージ様、それは仕方なきこと」
「王の威光にひれ伏さ
ないなんて……無双してくれと言ってるようなものです」
「威光なんて放ってないから。女性や子ども助けるのはいいけど、次に理不尽な無双したらエルフの里送りね」
「!?」
「セージ様! クーリングオフだけは、クーリングオフだけはぁあああ!!」
「…………」
「わ、我が王よ、なんですかその目は。ご褒美ですか」
「ありがたき幸せ」
「しかもドMでもあるのかよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 19:00:00
139066文字
会話率:50%
前世の記憶を持つ孤児だった少女ユリは「諜報メイド」としてリリィ・シルバー伯爵令嬢の専属メイドをしている。
お嬢様が大好きな彼女はお嬢様の思いを告白しているも答えは保留され、なおかつお嬢様には王太子という婚約者がいる。
そんな王太子は男爵令嬢
にうつつを抜かし愛しのお嬢様を卒業パーティーを使って婚約破棄と断罪をしようとしている。
お嬢様自身もそれには気が付いており断罪されないように証拠を集めることをユリに言いつけていて、すでに現状の証拠で逆に断罪できるという状況
それなのにお嬢様はこのまま卒業パーティーまで待つという。
お嬢様が何を考えているのかわからぬまま迎える卒業パーティーは思ってもみない方向へ転がっていく…
自分で漫画を描くためのプロットとしていっそ小説にしてしまおうと思い立っての投稿です。多分よくある婚約破棄からの逆転ハッピーエンドものです。
お目汚しすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:46:45
6326文字
会話率:43%