トイレの花子さん見習いの花梨は、先輩ゆうれいの花代お姉ちゃんに、クリスマスはどうするのかたずねます。しかし、江戸時代のゆうれいだった花代はクリスマスのことを知らない様子です。それを知った花梨は、あるいたずらを考えつき、花代にクリスマスについ
て教えてあげるのでした。そしてその日の夜、トイレの妖怪仲間であるカイナデをくつ下の中に入れて、花代の寝床に忍びこみます。プレゼントの代わりに、カイナデの入ったくつ下を置いておいて、びっくりさせようと思ったのです。でも、花代の書いていたプレゼントのメモを見て、花梨は言葉を失います。
クリスマスに起きた、煌めくような奇跡の物語です。
※銘尾 友朗様主催『冬の煌めき企画』参加作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 21:50:11
7634文字
会話率:63%