『どれだけ長い時間この世界にいようとも、苦しみは尽きない……。この世界は、僕らが苦しみ足掻く姿を見ている。もしこの世界が高次元の、人類の知り得ない何者かが作り出したものならば、きっと僕らを見て、楽しんでいるのだろう。』——第4章より抜粋
さまざまな悩みに苦しみ、足掻く人々がある喫茶店と店主の持つ《インカローズのネックレス》を通じてキッカケをもらい、自身の選択と想いによって、夜明けを迎える。
4つの章で描かれる喫茶店と人々の物語に、"あなた"はなにを見る?
※こちらアルファポリス、カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 21:10:00
86625文字
会話率:46%
*青木みふゆは23歳。両親も妹も失ってしまったみふゆは一人暮らしで、花屋の堀内花壇の支店に勤めている。花の仕事は好きで楽しいが、本店の事務を任されている二つ年上の林香苗に妬まれ嫌がらせを受けている。嫌がらせは徐々に増え、辟易しているみふゆ
は転職も思案中。
林香苗は堀内花壇社長の愛人でありながら、店のお得意様の、ヤクザ組織も持つ惣領家の当主・惣領貴之がみふゆを気に入ってかわいがっているのを妬んでいるのだ。
そして、惣領貴之の懐刀とされる若頭・仙道京司朗も海外から帰国し、みふゆが貴之に取り入ろうとしているのではないかと疑いをかけ、みふゆは自分の微妙な立場に悩み始める。
※この物語はフィクションです。実在する団体・企業・人物とはなんら関係ありません。
現在の関連作品
『邪眼の娘』
『月光に咲く花』(ショートショート)
みふゆの母親・水無瀬礼夏(青木礼夏)の物語。
『繚乱ロンド』の元になった2作品
『カサブランカ・ダディ(全五話)』『花冠はタンポポで(ショートショート)』
アルファポリスに掲載済みの作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 05:46:36
540230文字
会話率:35%
多摩川河川敷で血液を全て失った死体が発見された……。世間はこれを吸血鬼事件と騒ぎ立てた。そんな中、神社で手伝いをしている浅見真のところに人探しの依頼が舞い込んだ。依頼者である謎の金髪女性ヘンリエッタ・ヴェルガと共に捜索を開始する。宝飾店店
主の仕掛けた罠。陰で蠢く犯罪組織。次第に明かされていく謎の数々。そして吸血鬼とは……。
ディープフォレストの続編です。オカルト要素ありの探偵ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 23:29:01
101153文字
会話率:23%
新しい職場へと向かう列車の中で、遭遇した一場面。
私の前には、美しい黒衣の婦人が座っていた。そして、彼女の後ろから……。
(「カクヨム」「エブリスタ」「Prologue」でも掲載しています)
最終更新:2019-10-17 17:17:30
1588文字
会話率:19%
ジリアンは国王の命令により嫁ぐこととなった。相手は父と兄を立て続けに亡くし、爵位を継いだばかりのディーン・ハーヴェイ侯爵。
「爵位欲しさにディーンが父と兄を葬ったのではないか」「いや、侯爵家は呪われているのだ、次はディーンが死ぬ番だ」社交界
では様々な憶測が飛び交っていた。更にディーンには残虐で放蕩者だとの噂もついて回っている。
嫌々ながらもハーヴェイ侯爵夫人となったジリアンだったが、侯爵邸の強烈な住人や、度々起こる不思議な現象にも悩まされる事に……。
恋愛あり、オカルト要素ありのなんちゃってミステリー小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-19 07:00:00
125286文字
会話率:46%