次元の波。人々は度重なる災いに立ち向かっていく……。
というVRMMOをプレイする事になった主人公が竿を片手に向かったのは、海岸だった。
最終更新:2024-10-15 17:22:29
841182文字
会話率:41%
※本作は『箱庭』シリーズのリメイクです。
世界は緩やかに停滞しようとしている。
数世紀も前から叫ばれていた燃料枯渇問題は、様々な取り組みが行われているものの、未だ解決の糸口が見つからないでいた。
まだ裕福な地域も残るものの、地理的
に自然エネルギーに乏しく、また化石燃料もない<貧しい地域>はエネルギー制限がかけられており、日常生活が原始的になり<文化的な生活>が送れない地区は広がっている。
君たち ―― 日本もまた、自然エネルギーに乏しく、化石燃料のない国だった。
それでも、技術立国としての地位を確保していたため、裕福な国ではあったが、技術が飽和していた世代において、衰退の一途を辿るであろうと予言されていた国でもあった。
日本は、持てる技術を駆使して、火山帯である地形を利用した地熱発電などを推進することで、どうにかエネルギーを確保しようとしていた。
しかし、国際社会はそれを許さず、残り少ない資源をコントロールしようと各国は躍起になり、ようやく海底地熱発電機構<ワダツミシステム>の運用にこぎつけた日本に対し、エネルギー資源の供給に制限を課した。
運用が始まったばかりのワダツミシステムでは、国内需要を賄いきれないと判断した日本は、衛星を使って太陽エネルギーを地表受電するという、とんでもない技術を採用した。
そのことにより、当時、ぎりぎりの均衡で保たれていた国際社会のパワーバランスが崩れると懸念されたが、日本はその技術及び得たエネルギーの国際流出を自粛し、緩やかに鎖国するという道を歩んだ。
列島に生きる人々の生活を支えるのは、東海沖に浮かぶ人工島からなる海底地熱発電機
構<ワダツミシステム>、そして、列島上の宇宙空間に建設した静止衛生群および宇宙基地からなる宇宙太陽光発電機構<アマテラスシステム>。
これは世界の片隅で引きこもることを選んだ人々の群像劇。
※思いついた順に書いていこうと思っていますので、時系列はバラバラです。
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■お礼
※『箱庭』シリーズに反応くださった方ありがとうございました。
※今後はこちらを地味に更新していきたい所存です(2021/08/31)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 22:39:48
97316文字
会話率:39%
世界は緩やかに停滞しようとしている。数世紀も前から叫ばれていた燃料枯渇問題は、様々な取り組みが行われているものの、未だ解決の糸口が見つからないでいた。まだ裕福な地域も残るものの、地理的に自然エネルギーに乏しく、また化石燃料もない”貧しい地
域”はエネルギー制限がかけられており、日常生活が原始的になり”文化的な生活”が送れない地区は広がっている。
日本もまた、自然エネルギーに乏しく、化石燃料のない国だった。
しかし、彼らは40年前に、衛星を使って太陽エネルギーを地表受電するという、とんでもない技術を採用した。そのことにより、当時、ぎりぎりの均衡で保たれていた国際社会のパワーバランスが崩れると懸念されたが、日本はその技術及び得たエネルギーの国際流出を自粛し、緩やかに鎖国するという道を歩んだ。
日本が鎖国して40年。
東海沖に浮かぶトコヨと称される人工島 ―― 海底地熱発電所であるリュウグウを中心とした国立機関を舞台とした青春ドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 14:52:53
14869文字
会話率:31%
「原子炉が駄目なら核融合炉を作ればいいじゃない」西暦二〇五〇年、世界がエネルギー危機に陥るなか、核融合親善大使ヘリカルコイラー∞フューナは核融合推進を掲げ、旧時代のエネルギー体系を破壊する核エネルギー制裁を執行する。
最終更新:2012-07-29 21:15:27
96193文字
会話率:54%