「あ、そう言えば俺、彼女と別れたんだ」
夕食を食べ終わり、テレビを見ながらぼんやりとしていると、幼馴染みの弘也が言った。
「また?どうせまた、私のせいでしょ?」
「んー……まあ、果奈のせいではないけどさ、果奈と仲良くしてるのが気に
くわなかったみたいでさ」
「は~……だから言ってんじゃん、彼女いる時は私の家に来るなって。いくら私ら幼馴染みとは言え、男と女なんだから、彼女さんからしたら嫌でしょ」
弘也はカッこ良くてなんでもできるやつで。だから昔から女子によくモテるし、よく女子に告白されている。弘也も弘也で、告白されたら、その時彼女がいなかったら「いいよ~」って軽く付き合う。
幼馴染みとは言え私は女だし、彼女ができたら普通は会うのを控えそうだけど、弘也は彼女ができても、こうして私のところにちょくちょく遊びに来たり、私を誘って一緒に出掛けたりする。そんなことするから、弘也の彼女が、私のことを「弘也の彼女」だって勘違いして、弘也はよくフラれている。
「はぁ~……ほんと、あんたとは兄弟てか、家族だったらよかったのにってよく思うわ」
「なんで?」
「だって、家族だったら、こうして会っても誰も文句言わないし怒らないでしょ」
そう言うと弘也は顎に手を当ててう~ん……と、何かを考える仕草をした。そして。
「じゃあさ、家族になっちゃおっか」
「は……?ナニソレどう言うこと?」
「結婚しようってことだけど?」
「は?いやいやいや!何で突然、結婚する話しになるの?」
「だって、果奈と家族だったら、果奈と毎日会っても良いんでしょ?それに前に果奈『お互い30歳になっても結婚してなかったら結婚しちゃおっか?』って言ってたし、明日俺30歳になるでしょ?果奈もこの前30歳になったし、丁度良いかなって」
……確かにだいぶ前に、酔っぱらってそんな冗談言ったけど……。てか、結婚するってあんたどう意味かわかってるの?夫婦になるってことだよ?兄弟になれるわけじゃないんだよ?
そう言うと弘也は───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 20:25:05
2265文字
会話率:61%
侯爵令嬢のアイリスはある日、宰相の父に手っ取り早く稼ぐ方法を尋ねられた。
国王が詐欺被害に遭い、国が多額の借金を抱えてしまったらしい。
そんなうまい方法はないと思ったアイリスだったが、前世の記憶を持つ彼女は閃いてしまった。
『アイドルグルー
プを作って借金返済をしましょう!』
もともと前世でアイドルオタクだったアイリスは、幼馴染みの王子ルカリオ、騎士団長の息子キース、魔術師団長の息子レンというイケメン三人組でアイドルグループを結成することを提案する。
渋る彼らを宥めたアイリスは影のプロデューサーとなり、借金返済の為に奮闘するのだが――。
グループ名やデビュー曲はどうするか、ファンクラブの開設などやることは盛りだくさん。
しかも、なぜだかメンバーの三人がアイリスを口説き始めて?
いやいや、アイドルって恋愛禁止ですよ?
思い付きで異世界で初のアイドルを生み出したアイリスが、社交界の夫人・令嬢を巻き込みまくり、経済を回し、ジャカジャカ儲ける中で逆ハーされるお話です。
軽く読めるご都合主義でストレスフリーなお話なので、楽しんでいただけると嬉しいです。
アルファポリス様にも投稿していますが、長さを調節している関係で話数が違います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 20:12:03
64866文字
会話率:33%
夏休みの間、一人暮らしをしている幼馴染み・幸佑の面倒を見ることになった孝史。一つ下の幸佑は超絶イケメン男でセフレが何人もいるような男だが、昔から弟のように思っているからか何だか憎めない。バイト代ももらえるしと世話を焼いていたある日、部屋で幸
佑のセフレらしき男と遭遇してしまった。その日から幸佑の様子が変わり、ついには「だって俺、コウちゃんのこと好きだから」と告白される。そのまま流されるように距離感を詰められる孝史は、別の元セフレと遭遇したことでようやく自分の気持ちに気がつく。
[イケメン幼馴染み × 平凡世話焼き好き / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 10:55:07
53145文字
会話率:60%
桜が舞う高2の始業式。主人公『若生 颯太』が教室へと入ると自分の隣の席には不思議な髪色をした、学校でも有名なギャル『吉沢 愛梨』が座っていた。長いネイルに着崩した制服、モデルを思わせるスタイルの良さとハーフ顔の可愛さ、コミュ力の高さから、学
校ではカースト最上位のギャルだった。
周りからは大人しいモブキャラだと思われている主人公と学校でも有名なカースト最上位ギャル。
決して交わらないであろう立ち位置の二人。
ふとした切っ掛けで互いを『競馬好き』だと言うことを知る。
最初こそギャルに対して怖いイメージしか持っていなく、よそよそしい態度を取ってはいたものの、ギャルの競馬愛や競馬知識に惹かれつつ、いつも明るく真っ直ぐなギャルを好きになっていく。
主人公のクラスメイトでイケメン幼馴染みや、主人公が最初に一目惚れした女生徒との四角関係。
周りの行動、言動に振り回されながらも『競馬』と言う共通の趣味を通し、くっついたりくっつなかったり、近付いたり離れたりのラブコメになります。
カーストやモブキャラにコンプレックスを秘めながら、最上位カーストギャルと釣り合うべく奮闘する主人公。
主人公がどうやってギャルと付き合うまでになるのか。と、サブテーマでもある『競馬』の魅力を少しでも感じて頂ければと思います。
主な登場人物
高校2年で競馬好き。学校では大人しく気配を消してないが消えてるような存在の主人公『若生 颯太』
スタイル、顔面偏差値、コミュ力。どれを取っても学校最上位のギャル。隠しているが競馬が大好きなヒロイン『吉沢 愛梨』
主人公が一年の時に一目惚れをし、想いを寄せる清楚ちゃん『野々宮 葵』
主人公の幼馴染で陽キャイケメン『松岡 蓮』
毒舌な中3の主人公の妹『若生 芽郁』
※過去として出てくるレースや競走馬は実名表記になります。
※カクヨムで掲載していた作品をほんの少し改良して載せてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 16:32:42
138217文字
会話率:50%
平凡な名前に存在感皆無の村田青年は、イケメン御曹司の幼馴染とその彼女に都合よくパシリ扱いされていた。横暴に慣れ過ぎて自分は所詮脇役と卑屈になり、自己主張を諦めていた村田だったが、異世界召喚という珍事態に巻き込まれる。
その世界は「古神」と呼
ばれるロボットが活躍するパラレルワールドの日本で、召喚された自分達の中に、特別な印を持つ古神操縦者がいるという。
どうせイケメン幼馴染みが勇者だろう。「ナイナイ絶対ない(ヾノ・ω・`)」と思っていた村田の方に、なぜか特別な印が現れて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 13:25:40
218901文字
会話率:40%
永野 良美(ながの よしみ)の自白?ぽっいもの?
初めての作品なので、すごく下手だと思います
よろしければ、見てください。
最終更新:2016-03-26 16:23:17
900文字
会話率:30%
主人公と幼馴染みは秀明学園(しゅうめいがくえん)という世界的に知られている学園に編入しました。
そこで色々あってはい、終わり。
「とかたったの数行で纏まるはずないよねー!」
三つ編みとダサい眼鏡。 趣味も特技も特になし。
学力・体
力平凡。イケメン幼馴染みと美形家族。
どんな相手(一部除く)にも遠慮しない図太い精神。
恋愛興味なし・地味っ子装った女の子 毛利的(もうりいくは)
これは普通(と騙る)女の子が不幸な事に普通じゃない学園に入学してから始まる物語
(他サイトでも同名、同作者で書いています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-23 19:00:00
75798文字
会話率:49%
美結と翠は生まれたときから一緒の幼馴染み。美結にとって翠は、自慢のイケメン幼馴染みで、親友で、父さんで、兄弟で、家族。だから、自分に友達が翠しかいなくても、同性からの嫌われキャラでも、いい。翠がいてくれれば、それでいい。なのに、ある男が突然
現れて、平穏な居心地のいい、美結の場所が、翠の隣が・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-30 22:31:22
4803文字
会話率:38%