おとぎ話に出てきそうなカラフルな建築が立ち並び、花々が咲き誇り妖精も住んでいると昔から言い伝えられているフランスの田舎町。
そこにある一軒の喫茶店。そこは別名『喫茶フェアリー』と呼ばれている。
渋かっこいい日本人マスターの譲司は、妻が亡くな
り、彼女が経営していた喫茶店を引き継ぎながら、愛娘の小春を男手ひとつで育てている。
巷ではマスターに悩み事を相談すれば解決する、ここに行ったら良いことがあるというパワースポット的な噂が広まり話題となっていた。
何故ならここは、妖精が店員として働いているから。
働き者のおばちゃん妖精トシコ・消極的美少女妖精サナ・ぐーたらおっさん妖精ヒロシ・ポジティブイケメン妖精ショウ・マッチョ妖精タケル。五人の妖精達は主に厨房で働き、マスターを助けている。
この喫茶店に行ったからといって必ず良いことがあるとは限らない。
妖精は、心が純粋で日々を頑張っている人間にしか真の姿を見せないし、助けもしないのだ。
妖精と出会った人間はその触れ合いで何かに気付き、前向きになったり、癒されたり、
自分を叱ったり、自信を持つことが出来たり、元気をもらえる。そうやってここで妻は人々の
心を助け、幸せになろうという気持ちを持ってもらう仕事を密かにしていたのだった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 16:10:21
4044文字
会話率:26%
渡利美里30歳。
勤めていた会社を訳あって辞め、フリーターをやっている美里は、姉のフリーマーケットのお手伝いに出かけた日に運命の出会いをする。
ずっと気になっていたけれど、誰にも相談できずにいた、自分の肩に座る『この子』の相談したことをき
っかけに、ありとあらゆる不思議に巻き込まれていく…。
※アルファポリス様にも掲載中です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/517321264/666251474折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 12:06:34
8102文字
会話率:27%