「――ケイト先輩、俺は、ケイト先輩が好きです。どうか俺の婚約者になってください」
「――!」
貴族学園のとある放課後の校舎裏。
そこで私は親友であるアレクシアの弟の、クラークくんからプロポーズを受けた。
だが私は、これが噓プロポーズ
であることを知っている。
昼休みにアレクシアから、「私の弟が放課後あなたに噓プロポーズするわよ」と聞かされていたのだ。
確かにクラークくんは我が学園に入学して以来、数々の令嬢たちから逆プロポーズを受けているほどのハイスペック令息。
私みたいな何の取り柄もない令嬢のことを好きになるわけがないから、さもありなんといったところね。
とはいえ、ここで断るのも大人げない。
私はアレクシアに頼まれていた通り、騙されたフリをしてクラークくんの噓プロポーズにOKした。
すると――。
「ほ、本当ですか!? 嗚呼、夢みたいだ! 大好きです、ケイト先輩!」
「っ!!?」
クラークくんにギュッと抱きしめられた。
んんんんんんんん????
これ、本当に噓プロポーズよね!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 21:06:26
6398文字
会話率:41%
私は巷の女子に大人気の乙女ゲー、『きらめきメモリアル』――通称『きらメモ』をプレイしながら、『ぶながっち』という巷の歴女に大人気の携帯ゲーム機で、織田信長を愛でるのを得意技にしている。
そんな私だが、とある事故がキッカケで『きらメモ』の世界
に転生してしまったみたい!!
でも、どうやらそこはぶながっちと混ざった世界らしく、攻略対象が全員織田信長に変わっていて……!?
※コラボ作品です。
【原案】砂臥 環
【文】間咲正樹
※家紋武範様主宰の「夢幻企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 13:11:31
10978文字
会話率:37%