突如として開かれた異世界の門〈奈落〉から現れた異形の生物〈凶〉は、最初に飛来したアジア圏・アラブ圏・ヨーロッパから徐々に勢力を拡大し続け、やがて、それまで確認されていなかった場所でも確認されるようになった。
――日本もそのうちの一つで
ある。
それから時は過ぎ、西暦二〇XX年。
主人公の大鳥居 藍彩(おおとりい あいさ)は、幼少期に起きた『E-ON事件』がきっかけで両親を亡くす。結果的に、特務機関『柊』の隊長に属した今でも、彼女は復讐に駆り立てられるようになっていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 19:14:41
3747文字
会話率:34%
「この度はご依頼いただきありがとうございます。『死に際マシナリー』所属、看取り人永世夜見と申します」
そう言って俺の前に現れたのは一人の女性だった。
今からおよそ百年前。寿命を克服し、不死を実現する人類が現れた。である。新人類は寿命
を持たないだけでなく、異常なまでの再生能力、運動能力を獲得し、自分たちこそ人類の終点にして頂点だと言い、『死』という概念を持つを迫害するようになった。その対立が深まった結果、人類間戦争が勃発した。七十年に渡る戦争の末、アジア圏の国々が先導する旧人類の国の集まり「律」とアメリカの先導する新人類の国の集まり「終頂」の二つに世界は完全に二分化してしまった。
そんな中、律に属する国のうちの一つ、「日本」で奇妙なサービスが昔から噂になっているという。
『看取り人』
それは、身寄りのない寿命の近い人間の依頼を受け、その人の最期を看取るというもの。
看取り人に関する噂のうちに一つに、その看取り人はいつどの時代においても同じ姿をした女性だった、というものがある。
「私は新人類なので」
それが彼女の口癖だったという。
これは、看取り人をする死ぬことのない夜見が、死に直面する人々との関わりの中で人生の終点を見つける物語である──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 12:30:00
23509文字
会話率:48%
かつて地球最強国家だった大日本連合帝国。大日本帝国を盟主とした太平洋諸島、東南アジア圏に広がる大帝国が突如一部を除いて異世界へ···果たしてこの国の、世界の結末やいかに!!
最終更新:2024-08-02 10:19:21
2816文字
会話率:90%
タイトル通りです。
新型コロナワクチンが来ない、どうしようという人はMR(麻しん風しん混合)ワクチンを打っておくといいかもしれません。
最終更新:2021-05-05 13:53:21
1849文字
会話率:0%
人類がその増えすぎた人口や枯渇し始めた資源を求め宇宙へと進出し始めたころ、東アジアの大国が資源確保の為に火星宙域にある小惑星を地球の軌道上へ運んだことで変化が起きた。
それまでの地球でも自然災害が猛威を振るっていたが、小惑星が近づくに
つれその頻度を増した。
この事態を重く見た国連各国はその大国を激しく非難すると共に賠償を求め収拾のつかない状況となる。
そしてこの事態に北の大国が単独で動き出した。小惑星にその大国の宇宙ステーションが近かった事も有り、小惑星破壊または外宇宙へ向けて進路を変更させる為、宇宙艦隊を派遣。
これに抗う様に東アジアの大国も宇宙艦隊を派遣して、人類史上初めての宇宙戦争が勃発した。
戦いは戦力が拮抗していた事も有り長引き、また小惑星は進路そのまま地球へと近づいてくる事で災害が更に増えた。
このまま無駄に時間が過ぎて行くと思われたその時、北米大陸の大国が月にある宇宙都市より宇宙艦隊を派遣する。
東アジア艦隊は北米艦隊に対応する事が出来ず、北米艦隊から放たれたミサイルが閃光と共に小惑星を打ち砕く。核の炎・・・それにより災害が収まるかのように思えたその時、砕かれた小惑星の破片群が地球へと落下、その多くが北極圏へと落ちる。
この落下により北極の氷が溶け、瞬く間に津波が世界各地を襲う。後の世に【厄災の時】と呼ばれる大災害の始まりであった。
大半の都市が水没し、元の水位まで戻るのに100年の時を経た・・・
無事であったのは高層の山に建設された階層都市であり、そこから幾つもの戦争を経て世界は大きく分けて3つの連合国からなっていた。
【亜細亜中華連合】【亜中連】旧中国を中心にアジア圏で纏った連合国。軍事国家として虎視眈々と他国への侵略を計画する危険国。
【ノルウェストゥ・キャマラード】【NOC】ヨーロッパ諸国に加えロシア周辺国が纏った連合国。
【パシフィック・オーシャン・コムラード】【POC】旧アメリカを中心に北アメリカ大陸の連合国。
そんな【POC】加盟国である旧日本【大和国】首都【富士】を中心に物語が紡がれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-09 06:00:00
59589文字
会話率:56%
主人公は魔法世界の王女……から、転生した現代の普通の女子高校生、桧原透子《ひのはらとうこ》。
「周囲からのプレッシャーがいい加減ウザくなってきたから、私しか魔法が使えない世界に生まれ直してヌルい日常を謳歌して生まれ持った美少女スキル全開で
逆ハー作るよ!(意訳)」
……しかし人生はそううまくはいかない。悲しいね。
そんな人生の儚さを謳った少し悲しい学園ラブロマンス的要因は抑え、毎度毎度バカバカしい話がメインになります。メインにね。
【はじめに】
この物語には世界の裏側に隕石が衝突した『LD事件』が約17年前に起こった世界。人々はその傷跡を癒し、日常に戻っていた――――なんて裏設定が密かにありますが、あまり本編には絡んできません。
なんかそんな感じの特殊な環境なのでキャラクター達が時折おかしな行動を取りますが、
そこはネオアースのネオアジア圏にあるネオニッポンの一都市ネオナガノに住むなんか特殊な人達だと割り切って楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-12 18:00:00
49629文字
会話率:39%
――帝国暦3102年。
――この世界は、三分割され揺れていた。
「この世界は地獄だ……」
150年前、天界と魔界に通じる扉の出現した。
その出来事に呼応するかの様に突如として生まれ始めた魔力を持った生物。
そんな中、人の子供達の能力に気
付いた帝国の王は、膨大なお金と人の生命を使って少ない時間で世界の半数を得る。
そしてその結果が、残り半分の世界を震撼させると共に敵勢力として活動する意思を生み出す結果となる。
その一つとして、世界一と言われる技術力を有する日本と膨大な土地と人を有する中国。そして正直な話、その二カ国のクッション役としての韓国。
この三カ国を中心としたアジア圏連合国。
そしてもう一つ。
帝国からの侵略を防いでいたヨーロッパ各国で形成されたEUU。
そして、世界の半数を保有する事になったムランディシュ帝国。
「本当、この世界は真っ黒だ……」
今、世界には魔力を有している者たちが、愛されていた。
しかしそれも仕方のない事なのかも知れない。
(力こそが全て――)
それが真実であり、事実だった。
今の戦術の要となっているものは、魔力を持った者たちによる災害級魔術によるものだからだ。
なら……。
魔力を保有していない者たちは……。
大人たちにはまだ使い道があったが、子供達は……。
「あぁ。こんなにも世界は真っ黒なのに……。どうして、こんなにも楽しいものなのだろう」
月が、今日も赤い。
海が、今日も紅い。
そしてまた、海に一つの亡き骸が増える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-14 02:47:49
2060文字
会話率:33%
1980年代後半 凶悪化・組織化する重犯罪に対抗すべくフィリピン政府は“フィリピン国家警察・凶悪犯罪特別捜査班”(略して“特捜”)を組織する。
それによってフィリピン初の女性刑事、ケイト刑事が誕生した。
実力派歌手の母と元在比米軍副指令であ
った父を持つ彼女はフィリピンをかつて征服し初代総督となったスペイン人レガスピの末裔である。
ずば抜けた美貌と身体能力を持ち、親戚の良人である日本人から“瀬戸の暴れ剣法”と呼ばれた葛葉流小太刀の指導を受けていた。
特捜の刑事として捜査を進める彼女はやがて巨大な闇組織の存在を知る事となり仲間たちと共にその悪に立ち向かっていく。
実際の出来事とリンクして構成された冒険活劇が、今はじまる・・・。
本作品は著者自身のホームページに於いて全文または一部の公開をする可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-12 11:13:08
77365文字
会話率:29%
半世紀以上にわたってくすぶる東アジア圏領土問題。
日本は、「実効支配してこそ領土を主張できる」と宣言。
他国にさきがけ、列島の周囲に点在する無数の島々すべてに、
防衛隊員と称した、一般市民を送り込むことになった――。
最終更新:2013-04-04 23:08:24
6377文字
会話率:30%