「平民に成り下がった女と婚約を維持するとでも? タドリーニ侯爵家を馬鹿にするのも大概にしろ」そう言われて私、ペトリ辺境伯家ユリアは婚約破棄されました。いえ、いつの間にか元が付くらしいのですが、それどころではありません!
蛮族に侵攻された旧ペ
トリ辺境伯領にいる家族と領民を助けるため、ユリアは通りすがったレーリチ公爵家の門を叩く。すると、ユリアの助けてほしいという訴えを聞いたレーリチ公爵の四男『野蛮人』ことヴィンチェンツォは、乗り気で出兵していった。レーリチ公爵は「息子を落としてほしい、つまり結婚に漕ぎ着けてくれ」とユリアに頼み——。
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48480文字
会話率:40%
伯爵令嬢のフィリィは六歳のとき、12歳年上の新人騎士に一目惚れした。
以降、彼の妻になるべく、泥水を啜る訓練をし、食べられる野草を覚え、平民どころか貧乏暮らしの訓練を重ねてきた。
一方年上騎士は、そんなフィリィの一途さにほだされてしまう。
連載に出てくる令嬢を主人公にした短編ですが、これだけでも読めると思います。
先に連載をご覧いただくと、多少スムーズかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 07:00:00
6909文字
会話率:23%