地球ではない場所、つまり異世界に真田洸はいた。
VRゲーム『another real warfare』で、久々の休みを満喫しようとしていた時だった。
転移の原因と接触した洸は、現状を知ると同時にある意味でかなりろくでもないチート
能力を持っていることに気付く。
そして現在。色々な事件、いや、厄介事に巻き込まれながらも、洸の旅は続く。金髪と銀髪の二人の道連れと供に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 00:00:00
672434文字
会話率:23%
『神威宿る魅惑の声』。
それは、隕石で頭部が弾けて死んだ西野孝輝が女神さまに『あんまり荒事に関わらず温くハッピーに生きられるような才能』が欲しいと頼んだ際に授かったギフトである。
とりあえず主要な効果をふたつ並べてみよう。
ひとつ、デフォ
ルトで彼の発した言葉が『なんだか心地よく』聞こえる。
ひとつ、一定以上の感情を込めて言葉を発するとそれを『大幅に増幅』し『魔法効果』を付随させる。
一見、使いこなせれば確かに便利そうな力である。
しかしこのギフトには『オンオフ不可』という重大な欠陥があった。
人が人である以上、『感情を完璧に制御して』口を開くことなど出来るはずがないというのに。
この物語は、そんな厄介なギフトを抱えてしまった西野孝輝が周囲に『神使』だの『死神』だのと勝手に勘違いされながらそれでも本人だけは割りと平和な日常を生きているつもりなお話です。
(旧題:女神さまからろくでもないチートをもらった)
*なるべく週ニ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-09 20:41:32
131808文字
会話率:25%