わたくしは糾弾される予知夢を見ました。聖女をその腕に抱き寄せた王子がわたくしを散々と罵り、最後にわたくしが項垂れる、という夢です。詳しい事情は分かりませんが、予知夢である以上は現実に起きうることです。わたくしはその破滅を回避するために自分
を磨き、興味のない王子には関わらないようにして、優しそうな聖女と仲良くすることにしたのですが……
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 20:01:59
10752文字
会話率:39%
城の地下、網の目のように張り巡らされた迷宮の先に広がる大広間、そこに一振りの杖があった。王子を連れ、混乱から逃れた姫が手にした瞬間、待ちわびたとばかりに呪いが発動する。しかし彼女は慌てない。それこそが明るい未来へ到る唯一の道であることを、す
でに知っていたからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-21 15:33:29
7792文字
会話率:64%