寝る。
毎日、ただ眠りたい。
それだけのことが、許されない。
寝ようと思ったら眠れるんじゃないの? と思われていようとも、そのささやかな願いを邪魔する存在が、その願いを叶えさせてくれない。
その存在は、たった一人の男。
自分にとって、出会っ
た時には一番の理解者で壊れていた自分を救ってくれた唯一だと思えていたはずだったのに。
気づけば彼の存在は、誰もが普通に手にしているはずの日常の一部=睡眠時間を奪うだけの存へと変わっていった。
彼との出会い。
三人の娘たちの出産と育児。
子供が成長していくと、すこしずつ生活がいい方へと変化していくと期待していたはずが、その期待はある意味期待以上の裏切りにあうこととなる。
ただ、眠りたいだけなのに。
味方だと信じたかったはずなのに、最悪の敵になっているだなんて認めたくなかったのに。
気づけばまともに働けないほどに眠れなくなったあたしは、過去とは違う形で自分を壊していく。
そんな日々をどうにも出来ずにいた冬のある日、一本の電話が。
地方で仕事をしていたはずの彼が、事故に遭ったという…。
それまでの暮らしと変わっていく、彼と、あたしと子どもたち。
彼から離れ、眠れる日々を得られるまでの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 14:10:14
71527文字
会話率:6%
ハンターギルドに勤めるウケツケ・スルコはいたってまじめに働いていました。しかし、悪いギルドマスターはウケツケ・スルコのその才能と美貌に嫉妬し、閑職へと、リストラ候補へと扱いました。それに憤慨はしたスルコですが、持ち前の才能と美貌、そして、幸
運と、素晴らしい人脈を生かし、ギルドの利益を超えるほどの金銭的資産を蓄えることに成功したのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 01:06:48
2980文字
会話率:54%
ただ、なんとなく、今ならかけるような気がしました。
あの頃のこと。
とあるエッセイマンガを見て、共感する部分が沢山あって、同じようなことをみんな思ってんのかなと思った。
今は、社会の枠組みから見れば本当にまともに働けていると思います。だか
ら、今なお悩んでいる人にしてみれば、俗に言う仮面鬱みたいに思えるのかもしれない。
だけど、当時の私にしてみれば、その気持ちは本当でした。
かれこれ、10年くらい前になるかもしれません。
世間一般的なまともになれたのも、その頃があったからかも。乗り越えたわけでもなく、どうしようもないクズで嘘つきな私を、素直に書いてみます。
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最終更新:2018-02-12 02:29:10
7355文字
会話率:0%