とある国で婚約破棄が行われた。
婚約破棄を起こしたのはその国の王太子で、彼は国の学園で出会った男爵令嬢に惹かれ彼女と共謀し、婚約者であった公爵令嬢を陥れ、断罪しようとしていた。
その日は学園の卒業式であった。
記念となる式で行われた婚
約破棄に学園は騒然となる。
公爵令嬢は、突然の婚約破棄に毅然と対応するも、王太子達は取り合わなかった。
婚約は破棄され、断罪が行われようとしたところに、突如威厳のある声が響き渡る。
卒業式の来賓としてこの国に赴いていた、魔導帝国の皇太子であった。
人とは異なる種族である、魔族の国の皇太子の登場に会場は更に混乱した。
圧倒的な美貌と、迸る威厳は会場にいる者全てを飲み込むほどの存在感があった。
公爵令嬢は短期間であったが、魔導帝国に留学しており、そこで彼と出会い交流を深めていたのだ。
王太子が婚約破棄をする理由として、男爵令嬢の虐めを上げていたが、その時期彼女は留学しており、この事実から皇太子は彼女の潔白を証明した。
その後、王太子の不義理や数々の矛盾を一つ一つ暴き、遂には公爵令嬢の名誉を回復させた。
王太子達は逆に断罪された。
その後、皇太子は公爵令嬢に婚約を申し込み、婚約破棄劇はまさかの展開を迎える事になった。
後年の歴史学者は語る。
此処で全てを終わらせていたら……と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 09:34:21
33169文字
会話率:18%
牛乳が大好きな小学生の「僕」は、ある日牛乳配達を始めてもらう。
牛乳配達のおじちゃんは近所の牧場の経営主で、優しくて温かい人だった。
周囲の環境が劣悪だった「僕」は、おじちゃんともよく話すようになる。そうするうちに、「僕」と「おじちゃ
ん」の中は深まっていった。「僕」は、こんな日々が続けばいいのに、そう思っていた。
……しかし、最後、まさかの展開を迎える――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:07:26
4355文字
会話率:20%
泣いたことがないんだぜ!
ってそんなことを自慢げに思っていた日々がまさかの展開を見せます。
心のない少年の心のを探す短編となっております。
私が15の時に書いた童話を、思い出して書いてみました。
つたない文章ではありますが、よろしくお
願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 04:00:12
2173文字
会話率:3%
喫茶“chouchou”。フランス語で“お気に入り”を意味する喫茶店は、内海優花にとって、文字通りお気に入りの店だ。
店長こだわりの紅茶が楽しめ、美味しいスイーツと、一人店を切り盛りするイケメン店長との楽しい会話。
優花はこの店の店長でも
ある瀬戸一樹のことを、密かに好いていた。
そして、店長である瀬戸もまた、密かに優花に惹かれていた──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-04 00:32:49
7581文字
会話率:27%