照れ屋すぎる俺のことを、クラスメイトの黄金崎(こがねざき)さんはいつも可愛いと言ってくる。可愛いのは黄金崎さんのほうなのに。
俺とは違って、彼女は強い。とにかく照れない。全然照れない。最強の女の子なのである。
そんな黄金崎さんがある日、「
照れない練習、してみる?」と言い出して――二人きりの空き教室で、俺は彼女と恋人繋ぎをしながら、至近距離で目を合わせることに。
…………さすがにこれはただのクラスメイトにしていいことじゃなくないか!?
照れ屋だけど変わりたいと思っている男の子と、そんな彼のことを可愛いなぁと思っているほわほわ女の子(意外と策士)の恋のお話。照れ屋すぎる男の子とまったく照れない女の子のラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 17:57:09
8000文字
会話率:42%
毎日、二十二時。
僕は好きな子と通話をする。
* * *
クラスメイトの名雪奏(なゆきかなで)さんは、不眠症だった。けれどなぜか僕の声を聞くとすぐに眠れるらしく、毎晩通話をしてくれませんか、と頼まれた。
それをきっかけに親しくな
り――現在、名雪さんと僕はお付き合いをしている。
付き合って一年経つ高校生男女の、ただのほわほわ可愛い惚気話。
眠りたいけど彼と話したくてコーヒーを飲む女の子(それでも三十分起きてるのが限界)と、そんな彼女が愛しいけれどちゃんと寝てほしい男の子が、好きを伝え合うお話。
*悩める夜の特効薬は、きみの表情(かお)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 00:00:00
7993文字
会話率:38%