鬼因子(オーガ・チルドレン)の第二世代として、ヒーローを管轄する七色機関によりEinsを移植された双子、穂純(ほずみ)春(はる)と友(ゆう)。ある日、七色機関の最高戦力として七極彩の《紫》に名を連ねる友は、中央区にて反抗組織のリーダー夕藤(
せきとう)茜(あかね)と対峙するが、遅れて駆けつけた春の目の前で殺されてしまう。
夕藤茜へ復讐を告げる春と、七色機関へ殲滅を告げる茜。
自我を蝕む細胞を知らずに、懸命に生きようとする子供達。
細胞を変異させて変身を可能とするEinsを巡る戦いは苛烈を極めていく。
━━ヒーローは、悲劇なしには語れない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-02 13:20:59
49747文字
会話率:36%
七色機関によりEins(アインス)(effect incarnate nerve suit)が公表され、世間を騒がせたのが、もう八年も前の話だ。
また、公表から四年後に起きた〈災厄(さいやく)〉により、東京都中央区を基点に半径20km程が地
図から消えた。
夕藤(せきとう)茜(あかね)は〈災厄〉を境目に、それまでの記憶を失っていた。
〈一区一色〉のルールを無視して押切(おしきり)区に集う五人のヒーロー。その中にはコスプレ姿で紛れ込む茜の姿も。
赤橙黄緑青藍紫とは異なる色のヒーローが、やがて━━ひとつの世界を終わらせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-04 19:38:56
202906文字
会話率:34%