公爵家の長子、アデル・シルフォードは、呪われている。しかし、その呪いがどんなものであるかは、誰も知らなかった。そんな中、伯爵令嬢ミーティア・レモリグレは、彼の元に嫁ぐことになる。完全にひねくれているアデルは、迎えに出ないあまりか、部屋を訪れ
たミーティアに憎まれ口をたたく始末。だが、ミーティアは、「呪われてるんだったら、仕方ありませんね!」と、まるで気にしていない様子。そんなある日、ミーティアはついに呪いの正体を知ることになって…...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 07:10:00
8407文字
会話率:50%
大国ネイピア王国に住まう侯爵令嬢ドロシー・ハートフィールドは、その美貌の所為で幼い頃から散々な目に遭い、男性嫌いを拗らせていた。その結果、実家の屋敷に引きこもりながら得意の調合を活かし、商売を行いながら生きてきた。
しかし、そんなドロシーに
は実は十二歳の頃に婚約をした婚約者が。しかも、その男性は――王国随一のひねくれ王子ルーシャン・ネイピア。
そんなルーシャンも極度の女性嫌いであり、二人は婚約してからずっと顔を合わせることはなかった。
まぁ、挙式まで一度も対面しない政略結婚もあるか。
そう楽観視していたドロシーだが、なんとルーシャンは挙式までをも拒否し、婚姻届け一枚屋敷に送ってくるだけ。
それに見たドロシーは、婚姻後毎日欠かさず三ヶ月、ルーシャンに会わせろと王城を訪れていた。目的はたった一つ。薄情な妻と思われないため。
そして、ようやく対面したルーシャンは……ドロシーが予想していた以上に容姿が整っており、絶世の美貌の王子だった。
そんなルーシャンに、ドロシーはたった一つの提案をした。
「私たち、離縁前提の結婚生活を送りませんか?」と。
◆掲載先→エブリスタ、小説家になろう、ベリーズカフェ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 20:49:26
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会話率:42%