私には視えてはいけないモノが視える。
けれどソレらに何もしてあげられることはない。
ただの傍観者だ。
先生と変わらず一緒にいられるのなら、それ以上望むつもりなんてなかった。
助けたいなんて、思わなかった。
もしも、また先生と一緒にいられるの
なら何も望まない。
先生が望む通りに生きるだけ。
これは依存の物語。
※拙作「徒然なるままに」と同世界線で時系列は今作が後ですが、読まなくても大丈夫です
※ノベルアップ+でも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 18:25:24
280287文字
会話率:33%
当たり前の日常なんてものは直ぐに壊れてしまう。
そんなものを知りたくなんてなかった。普通の幸せを普通にかみ締め、普通に死んでいく。
そんな世界だと、ずっと思っていた。
けれど、そんなものマヤカシで、幻想で……
ただ、ひとつ、何か出来るので
あれば、僕はこの力で……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 13:00:00
1023文字
会話率:34%
白い花のせいで死に損ねた。花のせいで苦しめられる日常を始まる前に終わらせようとした少女には、そんな勇気なんてなかった。暗い心を守るのは彼女自身を苦しめる白い花。必要で大切な花のせいで苦しむ少女の最期の日。
最終更新:2024-09-18 19:25:47
2414文字
会話率:31%
・短いあらすじ
魔王を倒したおっさん主人公が身分を隠し、自由気ままな異世界観光の旅に出かける……が、行く先々で身バレしてしまい、平和を取り戻してくれた勇者だと大感謝されるお話。
・あらすじ詳細
異世界に転生し、魔王を討伐した主人公
リヒトはある悩みを抱えていた。
転生してから10年。
全てを魔王討伐のために捧げてきて、その悲願を成就させたにもかかわらず心が晴れない。
「これからの俺の人生、一体何をしていけばいいんだろうな……」
元の世界では社畜として追われる毎日。
自分のやりたいことをやる余裕なんてなかった。
異世界に転生してからもそれは同じだった。
――異世界ならではのご当地グルメ。
――景観豊かな名所の観光。
――様々な異種族とのふれ合い。
そんなものを楽しむ余裕なんてなかった。
異世界に転生した者が最初に期待するはずのものを、リヒトは体験できずにいたのだ。
本当はそういったものにワクワクしていたはずなのに。
だからリヒトは決意する。
「よし。異世界観光の旅に出かけよう――」
大きめのバッグを背負い、異世界の名所が並んだ地図を持って。
リヒトは勇者という肩書きを捨て去り、異世界を楽しむ旅に出かける。
「――メロはあるじに恩返しがしたいんだ」
開始早々、小さくて愛くるしい獣人少女メロも付いてきて、リヒトは二人で世界を巡っていく。
――時には美味しいグルメを味わい、
――時には見たこともない景色を見つけ、
――時にはその土地に住む人々の悩みを解決して、
――時には勇者だとバレて大感謝されてしまったり、
そんな風に、世界を巡っていく。
これは、平和を取り戻し引退した勇者が、可愛らしいケモミミ少女と共に異世界の各地を旅して巡り、自由気ままなスローライフを楽しもうとする物語である。
・この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 21:11:05
103450文字
会話率:45%
「あなたは昨日死んだのよ」
ごく普通の女子高生である私に彼女は告げてきた。もちろん私にそんな覚えはない。
彼女、紫塔さんが魔女であることを知ったのは、これがきっかけだった。
紫塔さんはクラス一の優等生。勉強もスポーツも、なんだって優秀だっ
たし、美人さん。だからこそ、どこか高嶺の花のような、近寄りがたい雰囲気が彼女にあった。
そこに「魔女」なんて属性がついてしまったら、流石に神様は不公平だって思っちゃった。
でも――この世界にハズレモノである魔女の居場所なんてなかった。
これは、魔女を苛む世界と運命に立ち向かう、私たちの物語だ。
※2024年7月末までに完結予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 10:42:06
121066文字
会話率:59%
私の前を駆け抜けたのは、「風を奏でる馬」――。
好きなものも、嫌いなものも特にない。ハマったものもそんなにない。アイドルにも、アニメにも、スポーツにも、のめり込んだことなんてなかった。代り映えのしない日々を過ごしていた亜由美は、ふと点
けたテレビで放送されていた競馬中継で一頭の馬に興味を抱いた。
馬の名はムジークヴィント。彼のことや馬のことを少しずつ調べて行くうちに、亜由美はムジークヴィントの魅力にすっかり引き込まれてしまうのだった。
大量の推しを抱える職場の後輩・香奈と共に、馬を追い駆ける日々が始まる!
彼女の推しが、一回目の夢の舞台に立つまでの蹄跡。
エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 17:00:00
46396文字
会話率:46%
ミツキはカナタの恋人である。それ以外に生きる価値なんてなかった。
高校二年生になった彼女たちは将来に向けてそれぞれ思案するようになった。
このまま、ずっと甘い時間が続けばいいのに……
最終更新:2024-04-11 21:15:09
6445文字
会話率:55%
自分が人を助ける。そんなことはありえない。そう思っていた。
人を傷つけ、人に傷つけられ、悲しませ、失望させ。
自分が人を好きになったことなんてなかった。人を愛したことなんてなかった。自分が愛されたことも、自分を愛することもなかった
。
そして、そんなことがこれから起こるとも、思わなかった。
自分のある習性のせいで、人を傷つけてばかりの荒夜。
いつしか自分の殻にこもっていた荒夜の前で、一人の少女が自ら命を絶とうとしていた。
とっさにその少女を止めながら。
――また傷つけるだけだ
――そのまま関わらない方が身のためだ
迷いながらも、"助ける"ことを学んでいく少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 09:38:21
324文字
会話率:0%
こんな世界に来たくなんてなかった。彼はそう何度も心の中で繰り返す。この世界は元居た世界で自分が遊んでいたゲームの世界だ。衝撃的展開が多いものの、内容はぶっ飛んでいたためあまり人気はなかった。
彼がなぜこの世界に来てしまったのかは分からな
い。だけど、それでも生きていかなければならない。
そんな主人公の生きることだけが目的である戦いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 19:41:52
6749文字
会話率:50%
私は前から食べるのが汚い子だった。けど、気にしたことなんてなかった。彼が好きって言ってくれたから。元気そうに食べる私が好きって……こうしていると色々なことを思い出す。こうやって思い出しながら私はただの食事を続ける。
最終更新:2023-11-07 15:38:33
2618文字
会話率:72%
僕らが生きるこの世界は鳥籠のように囲われている。
100メートルの高さの壁が三枚。そしてその壁全てを覆う青白い半透明で半円状の障壁。
その中で生きる7割は、兵士だ。
ある日、僕らの住まう惑星、地球に侵略者が来た。
侵略者は人の形をしていな
かった。
圧倒的な力の差で人類は滅びかけたが、科学者カイル・ドルクスキーにより発明され、技術者の粋を集めて作られた、|三重反射壁カイルの防護《Triad ReflectWall Kyle Guard》。人類を守る最後の砦。
僕らはそれをトリカゴと呼ぶ。
トリカゴに生きる者は、侵略者と戦い死んでいく。
明日を生きる為に。
僕、ライル・カーバイツの両親も死んだ。
沢山の人が死んだ。悲しむ暇なんてなかった。
でもそれは無駄死にではなかった。
侵略者の弱点を知り、そして新たな武装兵器、Saber Weapons Solid System。通称|SSWS《サウズ》
欠損した部位を補い義手義足として、かつ兵器として運用できる物を開発。
これにより腕を失った者や足を失くした者も数百人の兵士に匹敵する力を得てもう一度戦場に立つことができた。
これから僕らの時代が、僕らの時代こそが反撃の一手になるだろう。
この争いの全てを終わらせるために、僕らはまた戦争という名の醜く争う戦地へと足を運んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 18:00:00
289097文字
会話率:38%
どうしてこうなってしまったのだろう。曇天を見上げる目は空と同じように濁った色。
生まれてから一度だって、良いことなんてなかった。持って生まれた色が黒というだけで、私の持っているものは全て妹に奪われる日々。愛した人でさえも。
誰一人も私の味方
なんていなかった。
もう何も持っていないというのに、これ以上私から奪おうというの?
奪っていくばかりの世界なんて、もういらない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 12:00:00
5203文字
会話率:4%
有名でもない貴族の娘にありながら、ユイリィは皇太子に見初められた。当然、誰もが羨む立場である。ユイリィもそれは望ましく、また喜ばしいことだと考えていた。――否、そう考えようと決め込んでいた。そんなふうにふらふらした思いだから、なにかの折に「
脇道」が示されると、そちらへと迷い込んでしまいたくなる。皇太子に腰を背を抱かれ、いざキス――を迫られたとき、ユイリィは衝動的に逃げだしてしまう。行き場なんてなかった。どこに行けばいいかもわからない。そんな折に彼女は第二皇子のルイと出くわして――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 09:11:50
3566文字
会話率:50%
佐藤平は、頼まれると断れない性格。
小さい頃から色々頼まれた。
目立つことのないモブ少年である彼の優しさは、誰もにも気づかれることなんてなかった。
たくさんの人の手助けをしたが、表彰されたことも、当人以外から褒められたことも滅多になかった
。
そして、彼にはもう一つ絶望的な特徴があった。
何もかもが平凡なのだ。成績も足の速さも、好きなことも何もかもだ。
そんな彼だから今まで彼女どころか友達すら数えるくらいしかできなかった。
新入生のクラス替えでまたもやボッチになった彼は深くため息をつく。
僕に声をかける女の子なんているはずがない。
恋バナをしている陽キャラを横目にいつものように席に座る。
羨ましいと自分がそう思うだけで、女の子からキモがられるだろう。彼女なんて出来るわけがない、そう思っていた。
「おはよー、今日からよろしくねぇ」
一瞬、隣に座る冬月さんが何を言ったのか分からなかった。僕が冬月さんを見るとニッコリと笑って手を振った。
目立つことなど一度もなかった僕の生活はこの日を境に大きく変わることになる。
『冬月さんは空気を読まない』
この状態の僕みたいなボッチなモブキャラに声をかけるなんてありえなくないか。
僕は揶揄われてるんだろうか。
冬月さんは、その日から僕を迷わせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 10:58:11
22173文字
会話率:55%
狩野結衣は、中学で有名なオタク少年。
今年高校に入り、今まで有志のおかげで様々なレッテルで呼ばれた人生をやり直そうと思っていた。
勉強を頑張ったおかげで、今年幼馴染の琴乃と同じ学校にも進学できた。
残念なことに腐れ縁の有志もいたが。
新しいことが始まればいいな、と思っていた。
高校に通い始めた有志は、暫くして不思議な力に目覚める。
そして、その力を使って、有志は未来を変える。
おかげで彼は世界から狙われることになる。
楽しいはずの高校生活は忙しいくらいの災難続きの高校生活に・・・。
それでも結衣はハッキリと思った。
あの時の行動が全てを変えたんだ。
後悔なんてなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 08:32:06
54587文字
会話率:33%
ある日荷物持ちのロインは、パーティーを追放される。その理由は、戦闘能力がないから、というなんとも身勝手なものだった。
ロインはもともと、冒険者になる気なんてなかった。しかし戦闘に参加しなくていいからという条件つきで、パーティーにしぶしぶ
入ったのだった。
ロインは生まれつき運がよく、それをあてにしたパーティーリーダーのグフトックが、ロインを無理やり誘ったのだった。
しかし、追放されたロインは、なんとかモンスターを倒せるようになり、自分の隠された能力をしる。それはレアドロップが必ず出るというものだった!
一方でロインに酷い仕打ちをしたグフトックは、アイテムがドロップしないことに腹を立てる。なんとロインがいたおかげで、グフトックのドロップ率も上がっていたのだった!
ロインは冒険者ランク最下位から、どんどんランクを上げていくが、グフトックはどんどんほしい物が得られないようになっていく……。
※カクヨム累計150位の人気作品です。(投稿二ヶ月で達成!)
カクヨム、なろう、アルファポリスにて連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 09:57:31
381012文字
会話率:35%
本来ならあなたと知り合うことなんてなかった。本来なら、俺はきっとお前の事を知ることさえなかった。女性バージョンと男性バージョンがあります。
アルファポリス様にも投稿しています。
最終更新:2022-11-05 20:32:59
605文字
会話率:0%
ずっと一緒にいたかった。
離れたくなんてなかった。
あなたは私の大切な家族だったから。
だけど、それがもう抗えないものならば……。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2022-11-01 15:36:31
455文字
会話率:0%
真面目が取り柄のハリエットには、同い年の従姉妹エミリーがいる。母親同士の仲が悪く、二人は何かにつけ比較されてきた。
ある日招待されたお茶会にて、ハリエットは突然エミリーから謝られる。なんとエミリーは、ハリエットの好きなひとを盗ってしまった
のだという。エミリーの母親は、ハリエットを出し抜けてご機嫌の様子。
ところが、紹介された男性はハリエットの好きなひととは全くの別人。しかもエミリーは勘違いしているわけではないらしい。そこでハリエットは伯母の誤解を解かないまま、エミリーの結婚式への出席を希望し……。
母親の束縛から逃れて初恋を叶えるしたたかなヒロインと恋人を溺愛する腹黒ヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 20:03:59
7942文字
会話率:49%
「……死んだはず、だったんだがな」
戻りたくなかった。
帰ってきてくなんてなかった。
なのに、生き返った。
かつて闇に葬り去り、墓場へ持っていった真実が陽の光にさらされたとき。
全てが、月なき夜に示されたとき。
信じたいと願
い、守りたいと背負った彼らの歯車が、もう一度回り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 17:14:23
2174文字
会話率:17%
いきなり婚約破棄を告げられた公爵令嬢のエリーザ・ベルガンドルは比較的冷静に受け止めていた。
それはエリーザ自身も婚約者の事を好きではなかった為である。
そもそも王妃教育で時間がないエリーザには婚約者とあっている時間なんてなかった。
そしてそ
れは第一王子であるガルダ・ミリヤードも同じ。
それぞれが王位、そして王妃になるべく過ごしている中ガルダ殿下が一人の女性に熱を上げ、結果言い掛かりとしかいえない内容で婚約破棄を告げた時、ガルダ殿下を誘惑した男爵令嬢が悲鳴を上げる。
頭お花畑がいますので、気にせずに読んでいただけたらと思います。
また息抜きのつもりで書きました。
ゆるゆる設定で、ぬるっと書いてますので、細かいところは考えてません…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 18:03:39
9447文字
会話率:31%