公爵家の娘レテオリエ=シュッテン十七歳は、ガルバイア王国王太子、タリオの婚約者。
学園に通っており卒業間近のある時、従姉妹のチュチュに誘われて街の占い屋へと行くことに。
そこで怪しげな占い師に占ってもらったら、どうしたことか、思っても
ないことを学園で言うようになってしまって?!
「大きなお世話でもさせてくれ。俺はレッティが好きなのだから」
「私(わたくし)殿下をお慕したいしておりませんわ」
「あ、タリオ様〜」
従姉妹はどうやらタリオ様に気があるようだし、ツンツンした物言いに周りがどんどん敵になっていく。
ああもう、どうしてこの口ったら言うこと聞いてくれないの……!
全ては腹黒王子がひっくり返す!
異世界すれ違い溺愛物語☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 07:00:00
14137文字
会話率:29%
鳥丸風子と私が出会ったのは25年前……
あるとき、お酒の席で風子が私に「私の人生を語るなら一冊の本になる」というと、私はすかさず「じゃあ私が書くわ」と返答した。
私はそれから風子がどのような人生を歩んできたかを貪欲に聞きながら、小
説にまとめてみた。
この物語は九州の田舎である宮崎で建築会社を営む女傑「鳥丸風子」の半生記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-05 00:00:00
27165文字
会話率:24%
友達なんていらない。人間関係なんて煩わしいだけ。
月瀬侑葉は、そのことを疑うことが出来なかった。
しかしある日、自らを情霊という、信証情霊友彩会、通称協会というところに所属している中澤梓月という少女がやってきた。
最初は受け入れることが出来
なかった侑葉だが、次第にいつも支えてくれる梓月の存在をだんだんと受け入れることが出来るようになってきた。
そんなある日、信証情霊友彩会と似ている情霊の、勉強面を中心に生活習慣を整えることを専門としている機関に所属している羽月琴音という少女がやってきた。
そこである日3人で話していると、他にも問題を抱えている未霊や、生霊、情霊がたくさんいるのではないか、もしかしたら自分たちで何とかなるものもあるのではないか、と考え、そして3人で、協会の考え方でもある少しずつ悩みを解決して少しでも幸せを感じる人や、少しでも笑える人が増えていこうと動き始めた。
しかし、そんな時、協会内で、もう一つの協会という妙な噂が流れ始めた。
それは、協会内の人が抱えている負の側面であり、人を少しでも幸せに、少しでも楽しくという協会の考え方とは相容れない、少しでも人の幸せを奪っていこうとする考え方の、しかしもう一つの協会に所属している人からとっては、それは正しいことだと信じきっていることとして受け入れられていた。
未霊と生霊と情霊が繰り広げていく、小さな小さな友情物語。
※これは、ホラー小説ではありません。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-05-04 13:31:08
3061文字
会話率:33%