夕方、肌寒く薄暗い五反田駅から飛び乗った、ガラガラの山手線の外回り。ちょっと前まで運転を見合わせていたそうだが、ちょうど良いタイミングで電車が動いてくれた。私はラッキーだった、はずだった。車内の無機質な英語の自動アナウンスが告げる次の駅は、
目黒でなく、東京…なんとか。その時、電車が大きく揺れる。私はとっさに、つり革を掴む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 21:00:00
4290文字
会話率:10%
柊朝日は会社に行くため電車に乗ったが、目が覚めると先程は遠くでつり革に掴まっていた美女が、他に誰も居ないガラガラの車内なのに、朝日に寄り掛かって寝ていた。
何故!?どうして!?パニックに陥った朝日は…
最終更新:2023-09-16 20:24:08
2193文字
会話率:2%
とある電車の中。駅から発車し、そう間もない頃。
ふと、一人の少年がその老人に気づいた。つり革につかまり片手には杖。
「あ、席どうぞ」
「……はぁ」
ため息を吐く老人。中学生くらいであろうその少年は一瞬、戸惑ったものの
自分の声が小
さく、聞こえなかったのだろうと思い、また声を掛けた。
「え、あの、席どうぞ、座ってください」
「はぁ……」
老人、またもため息。そして息を吸い込むと言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 11:00:00
1984文字
会話率:53%
つり革に何かが付着していた。その原因とは・・・。
最終更新:2021-12-17 23:47:43
776文字
会話率:14%
雨の日の放課後、彼女に持って行かれた俺の心は、完全に失念していた――――……そう、俺が潔癖症だということを。
電車のつり革を握れない、公衆トイレの便座に座れない、そもそも他人に触れられない。そんな潔癖男子の俺、色加瀬湊多が恋をした相手
は、よりによって泥だらけの美少女、紫倉砂子だった。
※以前なろうで掲載していたものを再掲載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 21:20:03
119631文字
会話率:42%
もうすぐ次の駅に着く。
ウチの目の前にはつり革があった。
座っていても、手が届きそうなくらい伸びたつり革が……。
※注意
気分が落ちこんでいる方はご遠慮ください。
最終更新:2020-07-14 18:30:08
4817文字
会話率:7%
以前に投稿した、拙作の『吊革世界』の裏話です
最終更新:2020-04-12 12:42:20
21078文字
会話率:62%
つり革のある世界です。
最終更新:2020-02-29 05:27:09
4766文字
会話率:3%
ヨシオは、1時間半をかけて進学校に通う高校1年性。6時台の早い電車の中、一時のまどろみが彼のささやかな幸せな時間。やがて、地下鉄に連絡すると、都会の喧騒に否応なく目を覚まさせられ、電車の中で老婆と対峙することになる。
80を超えていると思し
き老婆に誰も席を譲るものはなく、背の低い彼女はつり革にもつかまれずフラフラと電車に揺られてゆく。
それを横目に鈍い良心に苛まれながらも、やはり席を譲る勇気の出ないヨシオ。
そこに、現れたのが、ピンク色のカーディガンの可憐な少女だった。そこから、ヨシオの日常と心に小さな変化が始まっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-03 22:09:13
5264文字
会話率:11%
年の差を気にしない世の中であるように、身長差だって気にしなくてもいいのに……なんて思いながら、彼のことが気になっている。
最終更新:2018-06-27 23:15:14
1401文字
会話率:66%
今日、谷澤くんにチョコを渡す。そんな想いを胸に秘め、学校に向かう。
バスに乗ってつり革を掴んでほっと一息つくつもりが、逆に息を飲んでしまった。なぜなら目の前には、今日チョコを渡すはずの谷澤くんがいたから。はあ?
最終更新:2015-03-08 19:40:35
16543文字
会話率:44%
2chに投稿した三題噺です。
最終更新:2013-12-28 06:17:37
1626文字
会話率:27%
男が砂漠を歩いている。つり革を探しているのだ。
パブー、pixivなどにも投稿しています。
最終更新:2013-09-07 00:38:03
1118文字
会話率:0%
我らは……製造された日は違えど、死する時は一緒だ!
400年余りの平和を貪ったつり革界。しかし!今、巨大つり革メーカー・カンテイコクの衰退により、つり革界は、群雄が割拠する乱世へと突入したのである。
とある電車にぶら下がる三つのつり革、
ゲントク、ウンチョウ、エキトク。彼らは、桃園工場で義兄弟の契りを交わし、カンテイコクの復興を掲げ立ち上がったのだ!
カンテイコクの復興を阻止せんと、三本の前に立ちはだかる、モウトク、チュウボウ。カンテイイコク復興の鍵を握る絶世の美女、チョウセン。
果たして三本のつり革たちはカンテイコクの復興を成し遂げることができるのか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-01 23:53:36
2500文字
会話率:49%