僕は椎茸が食べられない。好き嫌いの問題ではなく、体が受け付けないのだ。それなのにお母さんは僕に何とかして椎茸を食べさせようとする。O県人のお母さんにとって椎茸を食べられないことすなわち悪なのだ。こうして僕はお母さんと椎茸を食べる食べないの
戦いの毎日を送っている。
新社会人となって社会に出た僕はだけど世の中には好き嫌いにあふれていることを知った。みんな何かしらの好きと嫌いを抱えて生きている。それが普通の生き方だ。つまり僕が椎茸を食べられなくても何の問題もない。僕は成長したのだ。
だけどここまで来るのは並大抵の苦労じゃなかった。お母さんの椎茸食べろ攻撃はすさまじかった。生きてこれたのは奇跡のようなものだ。その奇跡をもたらせてくれたのは彼女ちゃんだ。隣の家の子で幼馴染である彼女ちゃんはずっと僕を助けてくれた。うちの椎茸だらけの食事が食べられなくてお腹を空かせている僕にご飯を食べさせてくれた。戦う知恵と勇気を授けてくれた。彼女ちゃんがいなければ僕はとうに餓死していたはずだ。
僕には仲間がいた。なついてくる妹ちゃん。温かく見守ってくれる先輩や友人たち。そんな仲間とともに僕は成長することができた。だがしかし、僕は椎茸を食べられるようになるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 00:00:00
182226文字
会話率:51%
俺には昔から後をついて来たがる後輩で幼馴染でもある、秋山美菓(あきやまみか)という女の子がいる。
昔から慕ってくれるだけに今でも妹分として可愛がっている。
ちなみに「菓」の字は彼女の誕生日がハロウィンなことにちなんでいるとか。
ハロ
ウィンがもう少しとなってきた頃「せっかくだから、きちんと祝ってやるか」ということで、
誕生日パーティーを企画。これまではメッセージだけだったけど、今回は誕生日プレゼントを
初めて用意してみた。
で、ハロウィン当日のこと。
「誕生日おめでとう。プレゼント、受け取ってくれ」
そんな言葉とともに用意していた誕生日プレゼントを渡したのだけど、美菓は突如号泣。
えーと、これは一体どういうことだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 09:18:16
5430文字
会話率:49%
最近急に周囲が変わった。
優しくしてくれる幼馴染。
小さい頃のようになついてくる妹。
オレ、なにかやっただろうか?
最終更新:2019-11-24 21:40:04
1402文字
会話率:18%
現在19歳のクソニート”結崎怜”は数年前に、幼馴染の女の子”遡上亜蓮(そがみ あれん)”を亡くしたショックで、引きこもり生活を送っていた。そんなある日、彼のPCにおかしなメールが届く。『このURLを開いて下さい』...純度100%のワンクリ
ック詐欺だと察し無視していたが....部屋に侵入してきた妹がそれを勝手に開いてしまったのだ。しかし、彼の身に起きたのは架空請求ではなく...
死んだはずの亜蓮による、異世界への召喚だった。
転生した彼女のヤンデレっぷりに振り回されながらも、彼はこの厳しい異世界で生き抜くことは出来るのか!?
完全に思いつきです。勢いで書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-20 21:41:37
11260文字
会話率:57%
山があり、海があり、自然に囲まれた都会である珠之波(じゅのば)市に主人公とその妹が引っ越してきた。2人は記憶喪失者であり、姉は手元にあったペンダントを誰に貰ったものなのかを確かめたい為に、色々な街を周っていたのであった。そんな姉についてくる
妹も密かに気になっていることがあって……2人は自分たちの過去がとても残酷なものとも知らずに、街へ足を向ける……――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-14 21:37:33
1561文字
会話率:36%