光と影、呼吸と沈黙。名もなき部屋の中、何者かの視線だけが空間をなぞっている。主語を持たぬその語りは、身体の感覚、時間の流れ、遠くの音、そして埃の舞いまでを静かに記録していく。ただそこに「ある」こと――存在することだけが、唯一の確かさとして浮
かび上がる。過去と現在、夢と現実の境界は曖昧で、記憶は断片的に滲み、自己という枠組みさえ薄れていく。誰かが目を覚まし、また閉じ、外界の変化に反応しながらも、行動の主体は決して明示されない。カーテン越しの光、時計の音、犬の遠吠え。それらすべてが、語り手と世界の区別を溶かしていく。この小説は、日常の中に沈殿していく微細な「滓(かす)」――忘却された感情、言葉にならない思考、他人の気配、身体の記憶――を丁寧にすくい上げる。物語的な展開はほとんどないが、そこに浮かび上がるのは、名もなき存在者の、深い孤独と確かなる生の感触である。『日常の滓』は、主語なき言葉で綴られた、現代の沈黙の書である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-05 03:39:14
5096文字
会話率:40%
【別府忠夫】は何かを選ぶとき、常に「間違っているほう」を選ぶ。本人もそれに気づいてはいるが、なぜか正しい道を歩くことができない。家族からも友人からも、「なんでそっち行くんだよ」と笑われ、次第に誰とも話さなくなっていく。
そんな彼が50代のあ
る日、古本屋で見つけた一冊の本――それは、自分の名前が書かれた古い教科書だった。ページの間には、かつての自分の落書きがあり、そこには「未来の俺へ」との書き込みがあった。
彼はあらためて、自分の「間違いの選択」の軌跡をたどっていく。そこに「誤り」ではなく「意思」があったのかもしれない――と語り手は思い始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 10:33:21
10651文字
会話率:21%
※こちらの小説は1話1話の文字数が1,000文字と短め。
♪毎日ちょっと読み読み? まとめて週末読み読み(*´▽`*)
~平日のみで、毎日16時更新予定です~
°˖✧˖°˖✧˖°✧°˖✧˖°˖✧˖°˖✧˖°˖✧˖°˖✧˖
ここは、さま
ざまな種族が生存する世界。
主人公であるベルメルシア家の御令嬢アメジストの種族は人。自分の信念を曲げない、正しき道を歩む彼女は、とても慈悲深く、困っている者がいれば誰であろうと助ける。そして種族関係なしに皆仲良しでいましょう、と日々を過ごしていた。そんなある大雨の日、怪我人を助けたアメジスト。この出来事をきっかけに彼女の人生は大きく変化していく事となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 03:31:04
468000文字
会話率:41%
『ルナガディア王国の光、夜空を照らす“月”は、特別な存在となるであろう』
主人公、セレネフォス=三日月は『月の加護を受ける奇跡の子』だと、密かに期待され育つ。その理由は生後二日目に起こった髪色の変化、そして微弱の魔力を発動させ右手の
甲に月の紋章がうっすらと光り現れたことにあった。
月日は流れ――三日月が五歳の誕生日を迎える前日の夜に起きた、ある事件。狙われたのは、人並みならぬ力(能力・魔力)を持って生まれた三日月であった。その事件がきっかけで彼女は心に大きなトラウマを抱え、一部の記憶を失くしてしまう。
どこから情報が漏れたのかと、身の危険を感じた周囲の者たち。ともかく今は三日月の未来を守ることが先決であると考え、月の加護を受けた彼女はこれまで以上に固い護りが張られ、その存在は静かに隠されたのだった。
事件後は、記憶が欠けてしまっていることも影響しているのか、極度の人見知りと魔力コントロールが上手くできなくなった幼い彼女。ただでさえ大人顔負けの魔力を持つ三日月の力は扱えないと彼女自身も危ない。
そこで技術が安定するまでは……と、上級魔法士である母により魔力制限魔法をかけてもらうことを、余儀なくされた。
それから平穏な暮らしを送っていた彼女であったが、九年が経ち、十四歳となったある日。三日月はあの辛い思いをした心を再び夢に見てしまい、苦しめられる。『欠けた記憶(トラウマ)』がうっすら、少しづつ、自分の中に蘇っているのではないか、それがどんなものなのか、という不安と恐怖心。それ以上に、自身の内から湧き上がる、大きな何かを感じていた。
「このままじゃいけない」
誰からも知らされていないはずの宿命を自ら悟ったかのように、無意識に行動し始めた彼女は、過去の記憶(トラウマ)を思い出すために、その苦しみへあえて向き合うことを決意。まずは魔力をコントロール出来るように頑張ろうと王国随一の魔法科のある学園へと入学した。
そこで経験するたくさんの人との、出会い……そして、別れ。
心と力の成長を感じながら、大切な仲間との時間で手に入れた思い出を胸に。この物語は、変えられないそれぞれの宿命に今、力を合わせて立ち向かっていくお話です。
※すべての表現において完全オリジナルです。
※以前、投稿していた作品を加筆修正後、再投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:33:49
147569文字
会話率:39%
『これから一生懸命頑張って集めて、
その暁には——天に反旗を翻す』
天塚凛は高校一年二学期に学園都市にある蒼月学園に転入した。蒼月学園はエリートや芸能人、スポーツ選手や芸術家を多く抱えている学校。そこでは部活に入ることが義務付けられ
ており、クラスメイトである結月志保が部長を務める同好会「人助け部(仮)」に勧誘された。
当初は面倒だと嫌がるも、凛は生まれた時から人間が漏らす感情の残滓をひっそりと集めて貯蓄している。「人助け部(仮)」なら困っている人が舞い込んできて、依頼を解決した暁はたくさんの『感謝』と『幸福』が手に入ると踏み、入部を決意。
凛は人間として高校の青春を謳歌しながら、隙を見ては感情を回収し、感情が溜まった暁には「天へ反旗を翻す」ことを決意を秘めている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 03:16:32
188881文字
会話率:51%
学校での進級手続きを終えた大学生「城ケ崎明」は突如空に浮かぶ謎の飛行物体を目撃し意識を失う。
目が覚めるとそこは全く記憶にない学び舎「学園」と呼ばれる場所であった。学園の鏡に映る彼の姿は成人男性ではなく、学園で生活を送る女子高生「有栖川
咲」の姿。
「あ、あぁ、気にしないでください。ちょっとまだ記憶が混乱していて。夢と現実がごちゃ混ぜになっている感覚がするんです。まるでもう一人の自分が違う世界で生活していたような」
この世界のことと今の自分の姿に混乱する明。今までの世界は夢であると過去を否定し、今を生きようとした。しかしこの世界で一番最初の協力者となる「白世未来」と出会うことにより、この世界も前の世界も現実であること。そして明は「漂流者」という奇妙な現象に巻き込まれてしまったことが明らかになる。
「漂流者」の現象は解明されていないことの方が多く、現時点では明が元の世界に戻れる可能性は極めて低く打つ手もない。しかし学園と呼ばれるこの場所は魔法使いが集う学術研究の最先端であった。
元の世界に戻るため必死になる城ケ崎明。そしてこの世界の魔法は一体何に微笑むのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 12:00:00
89368文字
会話率:29%
ゲームの冒頭で魔王アズラニカに攫われる大国ファルマの姫。
そんな姫、ゼシカに転生した主人公は母国が腐りきっていることを知ってしまう。
父は贅沢好きの愚王、母は若さに固執、兄は権力に執着して人の心がない上に妹を生贄に力を得ようとしていた。
これはもう攫いに来る魔王にそのまま嫁いだほうが平和なのでは? という結論に達するゼシカ。
なぜなら魔王アズラニカが姫を攫う理由は――『ゼシカに一目惚れしてベタ惚れだから』!
つまり確信を持って言えるのは、魔王に攫われるほうが幸せだということである。
【★】→自作イラストあり
■Attention
・ゲーム世界への転生ものですが、ステータス表示などは出てきません
・恋愛を軸にしつつドタバタしながら主人公がやりたいことを突き詰めていく話です
・本編は52話まで。そこから番外編を投稿します
・カクヨムの『嫁入りからのセカンドライフ中編コンテスト』中間選考突破作(選考対象は8話まで)
ここから更に書き進めながら加筆修正しています
カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:55:00
63353文字
会話率:29%
もし、人生をやり直す“二度目のチャンス”が与えられたら――あなたは、どうする?
かつて強大なスピリチュアリストとして名を馳せたエリック・ヴァイガーは、宿敵との戦いに敗れ、死の淵に立たされていた。
だが、命を落とすことなく――彼は目を覚ます
。目の前に広がっていたのは、数十年前の世界。そして身体は、記憶を保ったまま、17歳の自分だった。
これは“やり直しの機会”なのか?
ならばもう二度と、同じ運命は繰り返さない。
故郷ネヴァリアを滅亡から救うため――
エリックは再び力を求め、スピリチュアリストとして鍛え直し、
襲い来る魔獣の侵攻に備える。
そして、すべてを奪った存在――
第七界の大君との決戦に挑む。
しかし、過去を知っているだけでは未来は変えられない。
かつての失敗は重くのしかかり、
新たな仲間と敵が、運命を大きく揺さぶっていく。
この旅は、ただの“復讐”ではない。
それは“贖罪”であり、“愛”であり、
そしてもう一度、すべてを守るための“選択”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:52:59
326584文字
会話率:27%
こことは違う並行世界
剣と魔法が交差し、人類と魔物が争う世界
魔物の跋扈によって、技術の進歩は妨げられていたのだが、魔法の力を応用して技術を発展させます。
並行世界からの迷い込んだ魔物が人類にとっての脅威となっている。
逆にこちらd世界で神
隠しにあって並行世界へ行く事になった人もいます。
物語は、アスタリカ王国という小さな国の港町ハンブルクで魔物と戦う最前線で活躍する勇者パーティの日常から始まります。
メンバーチェンジがあり、回復術師がパーティを抜けるところから始まります。
パーティを抜ける事になった回復術師のジュリエッタは、この世界の神の一人であるニケ神により聖女に選ばれ、色々なトラブルに巻き込まれることになる。
旅の途中で才能豊かな少年グリムンド王子や心やさしきシャルロッテ王太子妃が仲間に加わったり、後の大司教ルーシーとも旅を続ける。
そんな中で、突然ジュリエッタには災厄が訪れます。
所属していたアスタリカ王国で魔物の氾濫が発生したのを防ぎ、友好国である隣国を壊滅の危機から救い、悪逆な魔王におしおきをして、やがては別の神にも抗う聖女として成長する。
そして、その功績が認められ、神々の祝宴の中で亜神に昇格。
その際に与えられた月下神殿の元の管理者である女神アルテミスが、囚われの身である事を知り、その解放に奔走する。
また現代の地球からの落ち人と巡り合い、やがてはシリコン生命体による侵略で地球が危機的状況であることを知り救援に赴くことになる。
シリコン生命体の母星との惑星間戦争にまで発展する。
科学と魔法が交差する戦いを繰り広げ、圧倒的多数の敵をなんとか退けることに成功します。
これは一人の女性がやがては神に至り、その存在を次の次元に解脱をするまでの長い物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:47:36
26953文字
会話率:12%
本人無自覚なまま嫌われている人っていると思う。
嫌われている理由。
それを指摘するにも、その理由は残酷すぎて誰もできずに育ってしまった彼女。
そんな彼女を見たくもないし関わりたくもないのに、関わらざる得なかったもう一人の彼女。
どちらも手に
入れたかったものは一つ…それは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:45:02
374838文字
会話率:40%
勇者は怒り、刃を抜いてさらに強き者に向ける。臆病者は怒り、刃を抜いてさらに弱き者に向ける。
——『華蓋集・雑感』より
2047年の日本
各都市は高層ビルで埋め尽くされ、国全体がサイバーパンクのような雰囲気に包まれている。その先進
的で光り輝く外見に、多くの外国人インフルエンサーがこぞって動画を撮り、「素晴らしい」と称賛している。しかし、その美しい表面の裏側には、暗い現実が隠されている。
「大和民族復興党」という政党が一党独裁で政権を握り、官僚たちは汚職や縁故採用にまみれ、国民を抑圧している。中産階級の多くは貧困層に転落し、経済は停滞している。国民の生活は困窮し、貧窮に喘いでいる状況だ。
教育制度は極度に厳しく、多くの若者がその圧力に耐えきれず自ら命を絶っている。知識人たちは官僚や商人になるために熾烈な競争を繰り広げている。人々は無関心になり、周囲の出来事を「自分には関係ない」と見て見ぬふりをするようになった。
社会には、大量の短編動画クリエイターや「現代アーティスト」が登場しているが、その作品は「意味不明」「低コスト」「短期間制作」のものばかりだ。それでも彼らは莫大な視聴数と収益を得ている。
警察は権力を乱用し、法律の境界線は曖昧になっている。日本は今や極権的なディストピア社会と化している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:40:09
57527文字
会話率:41%
大学生の相模七緒(さがみなお)には最近お気に入りのカフェがある。神社の横にある陽だまりカフェはとても過ごしやすく料理やスイーツも美味しい。大学の講義帰りに偶にカフェに寄っていた七緒は、ある日カフェを出たところでお遣いをしている柴犬が困ってい
る場面に出くわす。お遣い用の籠が垣根に引っ掛かって外れずに奮闘する柴犬。柴犬を手助けした七緒は、後日、カフェの店長から柴犬の飼い主からお礼を預かっていると言われ、御守りを渡された。よく神社で売っているような普通の御守りだったが、それは特殊な御守りで――。
普通の大学生だった七緒が、不思議な体験をしながらカフェの店員やカフェで出逢うひとびとと交流をしていく和風ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:25:33
46548文字
会話率:40%
セレーネ国の王女ニナ・スキアーは七歳の誕生日を迎えた日、前世の記憶を思い出す。今いる世界が前世の幼馴染がプレイしていた乙女ゲームの世界だということはさておき、側室から生まれた王女というポジションに待っているのは政略結婚のみ。政治の道具にはな
りたくないと、ニナは王女らしからぬ振る舞いと半引き籠もり生活で政略結婚を回避しようとしていた。しかし、ニナの現状を見かねた父王は、隣国へと留学する第一王子レイの付き人として同行するように命じる。
「身分を偽るのはいいとして、侯爵令嬢のローザ・フェガロってあのゲームに出てきたライバルの悪女じゃ……」
いつの間にか悪役令嬢のポジションになっていたニナ。そしてゲームのストーリーと同じようにヒロインが現れ、隣国の王女は魔力を失っていた。一方、ゲームで接点のなかった隣国の王子がニナに興味を示す。
ゲームと同じなのか、そうではないのか。翻弄されながら、ニナは自身の望む未来に向かって動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 00:07:07
466319文字
会話率:36%
幸せな老後生活を堪能していた【田中重雄】
曾孫二人を連れて88歳の誕生日に山菜を採ろうと三人で登った帰り道の途中巨大なイノブタに出会ってしまった
幸せを祈ったばかりなのに······
曾孫二人を助ける為奮闘する爺、重雄
曾孫二人はまだ
11歳と9歳だ
こんな所で怪我をさせる訳にはいかない、重雄の執念が実を結び巨大猪を急斜面から落下させる事に成功するが、イノブタの牙がダウンジャケットの袖に引っ掛かり一緒に急斜面を滑走してしまう
転がった勢いですぐ牙から袖が離れたがこの先は崖だ!マズイと思うが止まらない、ただでさえ重雄は高齢者だ。
ドカンっと巨大猪が大きな木にぶつかりその身を木に預けるとグッタリと横になっているが、重雄の勢いは止まらずその身は崖下に落ちていく
身体は彼方此方痛む、擦り傷が無い箇所なんて無いようだ。痛いとかもう既によく分からない最後に見た光景は曾孫の光輝が身を乗り出して此方を見ている様だ。曾孫は助かったか意識がはっきりしないのでよく分からない、限界が来た重雄は意識を手放した·······
重雄が崖下に落ちるとブゥンと音が鳴り紅い光が漏れている
「じぃじが落ちちゃった!」
身を乗り出していた光輝が一緒の出来事に何が起こったか分からない様に驚愕している
手に持ったタケノコが離れてしまう
反射的に「あっ」と手を伸ばすと身体ごと落ちてしまった。
光輝も止まらず崖下に放り出されると ブゥン音が鳴り紅い光が漏れる
一人残された大輝は「どうしよう、どうしよう!?」と狼狽えているが咄嗟にスマホの存在に気付くと震える手で電話帳を開こうとする
幸いロックは掛かってなく電波も届いている
お母さんの加奈の名前を探すが無かった。
お父さんの直樹の名前はあったのでお父さんに掛ける プルルルル プルルルル 早く!早く出てお願いします! プルルルル プルルルル 「もしもし?」繋がった、直樹の声だ!安堵した矢先緊張が解けた大輝は父親である直樹に事を伝えようと「じいちゃんと光輝がぁぁぁ、猪とタケノコーンがぁぁぁ」
泣き叫んで声を張り上げているから上手く伝わらないはずだが、そもそも大輝はスマホを持っていない、これは重雄爺さんのスマホからの発信だ。
尋常ではない雰囲気は察した直樹はすぐ妻である加奈を大声で呼ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:22:34
126634文字
会話率:31%
(コインを入れてつまみを回したら出てきた丸いカプセルの中に入っていた物語)
ガチャチャチャ、ガチャチャチャ。ゴトッ。
ジャンルも文字数もまちまちで、話の内容も質もバラバラ。ガチガチャで出てくる景品に例えるのが適当といえるような、そん
なレベルの短い物語集です。
ガチャチャなので、いくら願っても希望する品だけは出て来なかったりしますし、コインの枚数に見合っているとは思えない物も中にはあったりもするものです。悪しからず御了承下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:20:00
17861文字
会話率:41%
新選組総長という立場にありながら、局中法度を犯し脱走した山南敬助。
そこには意外な人物の関与がありました。
粛正をも覚悟の上で脱走し、その理由を最後まで明かさなかったのは何故だったのでしょう。
命より大切なもの。
まだ気がついていな
いだけで、本当は誰もが胸の内に持っているのかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 17:17:12
8146文字
会話率:53%
12年後久しぶりに帰ってきた街に色々な巡り合わせをする神楽坂一星。
神楽坂一星は帰ってきた街でまた幼馴染との再会を望むが未だに誰との再会が出来ずにいた。
しかしその幼馴染は同じ学園に通っているという事を知った一星はその学園で幼馴染5人を探し
船橋高校という最悪な学園と共に学校生活をする羽目になる。
果たして一星は再び幼馴染と無事に再会することができるのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:00:00
1531834文字
会話率:70%
自覚症状は一切なし。そんな血液の病気になってしまったようです。
なにげなく、のほほんと生きてきた中年の私は、ある日糖尿病になっていることを、若い女医さんから告げられる。
今までの生活を改善する約束で、薬を飲むことを何とか免れた私は、糖分を
控える食事から始めてみたのだが……。
不幸が不幸をまねく、実体験に基づいた私小説。
カクヨム様、エブリスタ様でも同じ作品を発表しております。
◉この作品はフィクションであり、実在する人物、団体、場所等とは一切関係ありません 。
◉この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-05 02:00:00
33296文字
会話率:24%
持国天とその従者たちは、死火山を登る。伝説の仙人を救うために──。
持国天とその従者たち再び。
混濁沼の闘いから1年後。
持国が守護する須弥山の東の地域に、またも《魔》がはびこり、今度は伝説の仙人を捕らえて死火山にいるらしい。
鳥人と
小鬼を連れて、持国は《魔》を討伐するために、自らの居城を後にする──。
須弥山を舞台にした、剣が舞い、法力が飛び交う、いにしえインディアファンタジー第2弾!
『混濁沼戦闘記』の続篇ではありますが、独立した作品としても楽しめるように書いてあります。
★登場人物(?)紹介★
【持国】四天王の一人、持国天。戦士。東方の地を守護する。踊るような剣さばきで魔物を倒す。自分に自信が持てないでいる。
【ガンダルヴァ】持国の従者。半身半鳥で、黄金の翼をもつ。法力を駆使して闘う。須弥山の最高楽士でもある。
【ピシャーチャ】持国の従者。大きな瞳の小鬼。人肉喰らい。肉弾戦が主だが、法力も使える。
【ヤマラージャ】双剣の女戦士。地獄からやって来て、持国天らと行動を共にする。
【バスウ】伝説の仙人。自らを壮絶に痛ぶる修行で知られる。大法力の使い手。《魔》に囚われの身になっている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 02:00:00
31656文字
会話率:32%
ある日、妹・瑠璃(るり)の瞳にだけ、**謎の“星図”**が浮かび上がった。
それは、どの星座表にも載っていない、この地球のものではない星の地図。
兄の詩音(しおん)には、その星図が「見える」。
見えるのは兄だけ。妹の瞳の奥に、誰にも見えな
い**“異世界の記憶”**が宿っている。
これは、
現実世界の“ほつれ”のような違和感に導かれ、
兄妹が“星図の正体”を追ってゆく――
現代から異世界へと繋がる、記憶と光のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:56:47
8719文字
会話率:29%
この世界では、魔法とは「信仰」であり、「属性」と「魔力」が結びついた神の加護によってのみ発動する力とされていた。
属性を持たぬ者に魔法は使えず、詠唱なくして奇跡は生まれない――それが絶対の常識。
だが、一人の少女が、その前提を根底から否
定する。
名はソフィア。
属性なし、信仰なし、幼くして“無詠唱”による魔法の再現を行い、世界の理そのものを“理解”し、再構築する存在。
彼女が行う魔法は、“神の恩恵”ではない。
それは、「熱」「運動」「圧力」「分子構造」といった科学の知識を、魔力で支配し直す**物理的再現(=科学魔法)**である。
この世界において、それは「魔法ですらない」異物。
やがてその異質な力は、信仰に支えられた既存の魔導体系を脅かし、異端として恐れられ、ひそかに“魔王”と呼ばれ始める。
少女は言葉にしない。祈りもしない。
だが彼女の行動は常に一貫している――
「理解したい。世界が、どうしてこうなっているのかを」
神ではなく、“理ことわり”に従う少女。
祈りではなく、実験によって魔法を創る存在。
彼女の行動のすべては、善意でも悪意でもない。
ただ一つ、**「世界そのものを観察し、確かめたい」**という、純粋な知の欲求に突き動かされている。
その無垢な探究心が、やがて信仰の秩序を脅かし、
国家を揺るがし、
神をも否定する存在へと、彼女を変えていく。
──この物語は、「信仰によって魔法を使う世界」において、
信仰なきまま魔法を再現する異端の少女が、
やがて「魔王」と呼ばれる存在へと至る過程を描く、
静かに、世界の法を解体していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:54:16
25663文字
会話率:25%
公爵家の子息、騎士団長のジェド・クランバルは孤高の黒狼の異名を持ち、黒髪で整った顔立ち。
信頼の厚い騎士団に皇帝の善政で平和な世界
唯一彼が困っているのは、彼の元に次々と助けを求める悪役令嬢の存在であった。
最終更新:2025-07-05 01:45:10
2376630文字
会話率:49%
剣と魔法の中世と蒸気技術が交錯する、飛空艇や飛行船が大空を駆り、竜やアンデッド、エルフやドワーフもいる世界。
一夫多妻制のアスカニア大陸での暴力革命による動乱を終結させた『革命戦役』から十七年後。
本編の主人公、アスカニア大陸最強
の超大国バレンシュテット帝国の第四王子ゲオルグ・ヘーゲル・フォン・バレンシュテットは、冒険者になって新大陸の人跡未踏の世界を探検することを夢見る厨二病全開の十四歳。
本編のヒロイン、クラウディア・アーレンベルクは、帝国貴族アーレンベルク伯爵家令嬢。皇妃ナナイに見出され『ゲオルグの遊び相手』として帝都内の屋敷から皇宮に通っている幼馴染の『男装の伯爵令嬢』。
二人はいつもゲオルグの妹である第五皇女シャロンを加えた三人で日々楽しく遊び過ごしていたが、十四歳になった二人は『成人式』を迎えることになった。
帝国の成人式は『婚約者と踊ること』が伝統であり、貴族子弟達は『成人式』を迎えるにあたり、帝国の歴史と伝統文化、宮中典範や騎士典礼を学ぶため準備学校(ギムナジウム:Gymnasium)へ入学することとなる。
『成人式』を巡り、様々な思惑と謀略が交錯していく。
物語はここから始まる。
『革命戦役』から十七年後。未だ戦乱の残り火が燻るアスカニア大陸を舞台に主人公達の成長と青春を描いた青春群像劇です。
物語は、ゲオルグとクラウディアの二人を軸に進んでいきます。
不定期更新、なにとぞご容赦願います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:43:10
19000文字
会話率:36%
私の名前は青澄春灯(あおすみはるひ)。
目指すは高校デビュー。そして煌めく恋愛!
だけど出会う男の子はだいたい刀を持っているし、
最初の授業で先生に斬られちゃうし!
刀を手にしたら侍候補生に?
その果てに刀鍛冶まで現われるなんて! どうな
る、私の青春!
☆☆☆☆☆
「残念主人公」+「チート装備」+「帯刀男子たち」→「現代学園伝奇恋愛ファンタジー」!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:38:39
22836173文字
会話率:27%
2040年世界に突如として、スキル、と呼ばれる能力が発現する。
どんどん良くなっていく生活。
いくつもの世界問題の改善。
世界は更により良くなっていく………はずだった。
主人公 田中伸太はスキルを"一応"持っている一般人
……いや、底辺男であった。
運動も勉学も平均以下、スキルすら弱過ぎるものであった。平均以上にできると言ったらゲームぐらいのものである。
だが、周りは違った。
周りから尊敬の眼差しを受け続ける幼馴染、その周りにいる"勝ち組"と言える奴ら。
なんで俺だけ強くなれない…………
なんで俺だけ頭が良くなれない…………
周りからは無能力者なんて言う不名誉なあだ名もつけられ、昔から目立ちたがりだった伸太はどんどん卑屈になっていく。
友達も増えて、さらに強くなっていく幼馴染に強い劣等感も覚え、いじめまで出始めたその時ーー青年が目覚める。
魅せつけよう。この世の人間全てに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:17:14
1132458文字
会話率:36%
高校二年生の蔵真 龍彦(くらま たつひこ)には困ったことが……いやそこまで困ってないことがある。
それは中学の時からなんだかんだ一緒のクラスになっている話題の美少女(と言われている)白雪 繭奈(しらゆき まゆな)。
目が合ったりすれ
違うと睨まれ、龍彦がクラスの女の子と仲良くしていると辛辣な物言いをされる始末。
そんな女の子と、ひょんなことから少しずつ距離を詰めることになる。
※この物語はフィクションです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:00:00
37295文字
会話率:38%
なんてことないどこにでもいる普通の高校生
栄渡 晴政(えど はるまさ)には彼女がいた。
しかしその恋人が晴政の父と交わっている所を目撃してしまう。しかも晴政の部屋で。
挙句DV彼氏扱いをされ家族は敵に、学校でも肩身の狭い思いを
することになるが、意外と味方はいるようで…。
※この物語はフィクションです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 10:50:48
101144文字
会話率:37%