「怨霊? 雷神? 天満大自在天神? いやいや、違いますよ奥さん――」
平安の世、唐と新羅と渤海が三つ巴の情報戦を繰り広げていた時代、日本の命運を背負った一人の男がいた。
その名は――菅原道真。
文学の天才? うん、事実。でもそれだけじゃ
ない。
政治家? まぁそれも事実。でもまだ足りない。
「鴉」――すなわち天皇直轄の防諜・諜報組織の密命を受け、大宰府、そして海の向こうへと駆けたインテリ武官、それが真実の道真である。
舞台は日本、朝鮮半島、唐末の中国へ。
渡来文化の影に潜む“思想の毒”、帰化人の中に交じるスパイ、偽装された流罪と九州潜行、そして最期は伝説を装って……⁉
えっ、「筆一本で国を救う」ってそういう意味じゃなかったの!?
はたして道真は、史実に抗い、己の“道”を貫けるのか――
◆史実99%+ガチ創作1%の歴史諜報ファンタジー
◆平安×諜報×政治×詩×ちょっぴり和風バトル?
◆「雷神」伝説の“その裏側”、今こそ開示します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 13:20:44
70019文字
会話率:51%
戦乱の火種が絶えない大陸。数多の勢力がぶつかり合い、勝者は次なる戦火へと敗者は滅びの道へと向かうのみ。救いはなく平穏は遙か彼方。
そんな時代に生まれた少年シュバルツが生き残るため、自身の家の為に頑張るお話。
「私が君に遠く及ばない凡人であり
、卑怯なことは知っているさ。だからこそ英雄。君は私に殺されるのだよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 22:33:34
10364文字
会話率:39%
爪と牙で戦う事を誇りとする人狼の村でうまく変化が出来ず、【なりそこない】と呼ばれ、奴隷のように扱われてきた俺は、森で魔物に襲われていた少女を助けたのをきっかけに(半ば嵌められる形で)冒険者ギルドにスカウトされ転職をする。
待遇が改善
されればいいな程度に考えてギルドに入団した俺であったが、そこで自分が【剣聖】のスキルを保有する剣の天才であった事が発覚、そのままSランク冒険者になってしまう。
ーーーこれは、環境を変えた事で人生が大きく変わった俺の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 07:04:47
111166文字
会話率:45%
かごめかごめと歌が聞こえる。
それは儀式の為の準備だった。その儀式の理由は災厄を遠ざける為と言う村人のエゴ。
儀式によって呼び出された鬼の少女カスミは、儀式の人柱の為だけに育てられた少女、智子の命ではなく時間を奪い自由な世界、地獄へと連れて
いく。
それは凍りついた智子の心を溶かすためのものだった――
一話千文字程度で綴られる鬼と人のちょっぴり和風な物語。ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 19:25:27
8948文字
会話率:34%