これはマヒアナジオと呼ばれる世界で発生した、大きな戦いの物語。
中央王国にはリリーと呼ばれる百合の花のように美しい王女がいた。新入りの女騎士、リウムと共に平和な時を過ごしていたが、ノルジーダと呼ばれる邪悪な龍が世界を支配するために動き
出した。王国は討伐体を派遣したが、ノルジーダを討伐することは出来なかった。
そんな時、世界に危機があった時に力を発するという聖剣を引き抜いた男、トントが現れる。彼は聖剣を手にノルジーダを討伐しに旅立つ。その半年後、彼はノルジーダを討伐して戻って来る。その後、トントはノルジーダ討伐の褒美としてリリーとの結婚を望む。しかし、リリーはトントの中にある邪悪な心を察しており、その結婚を拒んだ。それに怒ったトントは倒したはずのノルジーダを出現させ、城内の破壊を始める。トントはノルジーダを倒さず、自分の下僕にしていたのだ。
数年後、生き残ったリリーは王国を乗っ取ったトントから逃げていた。しかし、トントの手下がリリーを見つけ、彼女を捕らえようとした。だが、彼女を助けたのはあの騒動で行方不明になっていたリウムだった。二人は再会を果たした後、王国を取り戻すために動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 19:49:10
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会話率:65%