高校に入ってからの1年間、あたしがクール系キャラを築きあげてきたのは、完璧イケメン超人の好きピの隣りにいて恥ずかしくない人間だってみんなに認めさせるため。
元のあたしじゃあ、彼に群がる有象無象になめられて、みすみす好きピを盗られるかもしれな
いかんね。
2年に進級して3日目の放課後の今、ちょうど友達との雑談タイムだし、クラスメイトも結構残ってるし。
あたしが『年上の余裕でしっかり年下彼氏の手綱を握れてるクールな女』だって印象、ばっちり植え付けてやろうじゃないの!
......と思ってた時期があたしにもありました。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 13:00:00
8385文字
会話率:58%
ある日突然、
知らない世界に飛ばされたちょっとぼんやりの
教育短大一年生の鈴木愛恵、
たまたま一緒にいた、財閥会長の養い子
実は性別、正体不明の、
沈着冷静、名門小学生一条花音は、
一面に草原が広がる場所に
気が付けば立
っていた。
愛恵は、年上としてしっかりせねばと思いつつも
結局、
そっけないながらも頼りになる花音の導きで
一つの遊牧民族の集落にたどり着く。
一方、
不安を抱えながらも花音は、
自分の人ではないような紫の瞳を
「綺麗な瞳」
と、言った愛恵の事が、
とても気になるのだった。
(自サイト『虹の橋の向こうへ』の転載です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-02 22:00:00
67818文字
会話率:21%