ティルナ村で暮らしていた働き者の青年、エランティーノ・セイフェルはある日突然、謎の声を聞いた。
「お前は選ばれし者、勇者である」
神からの啓示だと信じた青年はバルセリオン城へ出向き、神に選ばれし勇者だと王に認められて一人旅に出る。
彼
が王から与えられた伝説の剣を振るうだけで、モンスターは一撃。
誰もが彼を頼り敬い、旅は順調そのものだった。
魔王の城にも最速で到達し、勇者は魔王を打ち倒す。
そして、誰もが平和に暮らせる明るい未来が待っている……はずだったのに――
勇者と魔王との戦いの最中、伝説の剣はあっさりと折れてしまう。
武器をなくした一人旅の勇者になすすべはなく、剣と共に心まで折れてしまう。
「若造よ、思いあがるな。勇者とは賢い者だと思っていたが……これでは暇つぶしにもならない。私の真意も知らぬ者に……」
意味深な言葉を残した魔王に、勇者は氷の刃で胸を貫かれてしまう。
どこで間違えてしまったのかと、後悔する勇者。
様々な想いが巡るが、答えは見つからないまま意識は遠のいていく。
絶望と無力感に苛まれ、死を覚悟した勇者の手元に透明な玉が転がってくる。
「俺は……今度こそ、世界を平和に……」
彼がティルナ村を旅立つ時にもらった玉。やりなおしの玉がキラリと輝いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 07:00:00
5966文字
会話率:35%
桜の咲く夜、彼女に出会った。
自分とは歳も身分も違う彼女の元でバイトすることになった龍之介は、今まで知らなかった能力者(キーダー)の世界に少しずつつ触れていく。
彼女の強さの傍らで自分の無力さを思い知らされ、龍之介は自分の役割に思い悩む。
そんなある日、事務所から彼女の姿が消えていて--。
☆『スラッシュ/』シリーズ、長編第3弾。龍之介編です。
☆カクヨム様、アルファポリス様にも掲載予定。
☆毎日1話更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 09:27:07
120185文字
会話率:46%
ある日、俺はさすまたになっていた。
何、さすまたってなんだって? ほら、時代劇で使う捕り物の……って今はそれはいい。
俺にも何がなんだかわけがわからないが今は充実している。
それは……かけがえのない主に手に取ってもらえたからだ。
けれど
、その主は今、泣いている。
とある事件をきっかけに、良家の令嬢としてのすべてを奪われたからだ。
しかし、彼女はあきらめていない。ならば俺がすることは1つだけ。
ああ、お嬢様。俺は貴方のためにすべてを捧げます!
例え、その涙をぬぐう事が出来ない体だとしても!
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この物語は異世界で謎のさすまたとお嬢様が無双する物語である。
〇さすまたって何さ!
主にT字、あるいはU字型の先端を持ち、相手の動きを封じ込める武具及び捕具である。
2017/10/08
全面的にお話の順番を入れ替えました。
シリアスとコメディパートをある程度連続するように入れ替えました。
2017/07/23:22:30
続きました。連載版として再投稿します。
プロローグは改稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 20:15:04
270412文字
会話率:48%
ある日、俺はさすまたになっていた。
俺にも何がなんだかわけがわからないが今は充実している。
それは……かけがえのない主に手に取ってもらえたからだ。
けれど、その主は今、泣いている。
とある事件をきっかけに、良家の令嬢としてのすべてを奪
われたからだ。
しかし、彼女はあきらめていない。ならば俺がすることは1つだけ。
ああ、お嬢様。俺は貴方のためにすべてを捧げます!
例え、その涙をぬぐう事が出来ない体だとしても!
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この物語は某作家陣TLにより生み出された続くかどうか不明な
異世界でさすまたとお嬢様が無双する物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 14:27:16
3505文字
会話率:51%