「君は勇者にふさわしい」
高校生の引き籠り日下部 祐介は、いつもは誰の目にも触れずにダラダラ過ごしていたが、ある日のこと珍しく外に出た。
しかし日下部が歩いていた道には今まで見たこともない隠れ道があった。
今まで見たことがない道に日下部は
興味を引かれ、歩いてみることにした。
歩いて行った先にあるのは、今まで見たことのない世界だった。
そう異世界だった。
日下部は嬉しさのあまり興奮していたが、
この世界のことは何も分からないので少し戸惑っていた。
そんな時、ある老人が声を掛け、
「そこの若いもの、案内しようか?」
日下部は言葉に甘えて付いていったが、
実は異世界に召喚させられた人間を案内するためにきた、王宮に仕える執事だった。
しかも王様までもが、日下部が召喚されていたことを知っていた。
そして、いきなり王様から「勇者になりこの異世界を支配している魔王を倒せ」と言われ、防御の低そうな防具と錆びた剣を渡され、さらに所持金ゼロというありえない対応に納得がいかず、日下部は魔王を倒した後、この異世界を自分が支配することを決意、
「こんなことになるぐらいなら、この世界ごと俺の支配下においてやる」
一体日下部のいる異世界はどうなってしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 15:49:36
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会話率:34%