若い貴族が求められて語る「昔話」。
昔々。
妻と二人の息子を「事故」で失った「年寄りの殿様」がいました。
「主上」は義理の娘を後妻としてめとらせた上、「殿様」に国替えの命令を出しました。
「殿様」の新しい領国は、都を遠く離れた山奥の小国で
した。
新しいお国のお城は、とても古くて、怪しい気配が満ちていました。
幽霊が出るという噂も立っています。
おびえる「若い奥方さま」のために、「年寄りの殿様」は新しくお城を普請しました。
素晴らしいお城ができあがりました。お引っ越しをした殿様が、
「何人たりとも古いお城には近付かぬように」
と命じたので、古いお城は無人の「幽霊屋敷」になりました。
しばらく経って、「年寄りの殿様」と「若い奥方さま」の間に、一人の「若君」が生まれました。
成長した「若君」はある夜、お父上が絶対に近づいてはならぬと言うそのお城に、そっと入っていったのです。
※時間軸的には「いにしえの【世界】」少し後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 18:10:00
55459文字
会話率:12%
お江戸のすみっこに黒くてふわふわしたものが座っていました――。
小伝馬町に新規オープンした袋物問屋。
通りがかりの浪人風体のお侍が見たのは、袋物屋の店主が子どもを「虐待」している姿!
立ち塞がったお侍は、実は火付盗賊改方長官でした。
最終更新:2025-04-08 15:39:18
35633文字
会話率:36%
川縁の道を歩いていたお坊様。
川の方から泣き声を聞き取って、駆け寄ってみれば、泣いていたのは思わぬものでありました。
最終更新:2024-10-04 19:10:00
8719文字
会話率:35%
大学生のかをりは、ある日話す石と出会う。
運命の歯車はゆっくりと回りだした。
最終更新:2024-11-10 21:19:20
85788文字
会話率:43%
※結末まで書き終わっているので順次投稿して行きます。
人が誰かをりかいすることなんて、できるわけが無い。
後輩の常陸渚は今日も小説のような何かを見せに来る。それを書き直す毎日。
それは秋月修にとって、目の前で倒れ未だに目覚めないた
った一人の読者にして、渚の姉の常陸美鳥のことを思い出す日々だ。
「今日もお願いします」
渚は今日も笑顔で小説のような何かを差し出して読ませて。
「今日も書き直してください」
と、何も書かれていない原稿用紙を押し付けてくる。
これは、小説を通して夢から目覚める物語。
理解できなくても、寄り沿うことはできる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 21:27:22
58820文字
会話率:62%
とある星に生活するふたり。
それぞれ自分のルーツを知らないふたりが様々な出会いに導かれ、自分の血がどこから生まれた事を知る事になる。それが星の未来をも知る事になる。
最終更新:2020-07-11 16:17:00
9684文字
会話率:54%
主人公の宗田須磨子は本牧で2人兄弟で育った。3歳の時、
人の心を読める不思議な才能をもち、母が買い物に行くと嘘を
つくと嘘、パチンコ屋に行くんでしょと言い当てた。この能力
が自分だけと解ると寂しくなり友達ができなくなった。
やがて橫浜市大
経済学部を卒業し有隣堂書店に入った。
その後、松坂屋の前で路上ライブをしている「ゆず」に興味
を持ち、将来、売れると予言し、その通りになった。
その後「ゆず」は必ず宗田須磨子の所に挨拶来た。やがて
須磨子は本店、店長と結婚。そして持ち前の勘の鋭さで株の
予想で弟と2人でヤフー株で大儲けした。その金で自宅の
広い敷地に集会場を作り商売開始。稼いだ金を旨く運用し、
自分のしたい事をしながら人生を送り巻き起こる出来事。
面白いかどうか、是非、本編を読ん欲しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 15:52:05
25096文字
会話率:1%
大学生のかをりは友人である斎藤美弥や浜中梨沙子と、適度に授業をさぼりながら、平凡な日々を過ごしていた。しかし、ある日図書館の非常階段で緑色に光る石が落ちているのを見つける。石は文字を浮かび上がらせることができ、一緒に過ごすうちに石の名前が
ヴェルデということを知り、ヴェルデとの友情を感じ始める。そしてもともとは人間だったかもしれないことを知り、段々とヴェルデの世界へ引き寄せられ、かをりの心境の変化とともにヴェルデは文字を示さなくなってしまう。
そして大学で所属するゼミで、合宿が行われることになり、かをりは話さなくなったヴェルデを持って参加する。古民家再生の一例として入った家の押入れを覗くと、そこには洞窟が広がっていた。かをりは中へ入ってしまい、出られなくなってしまう。そこには美しい色とりどりの石があり、かをりは思わず手を伸ばし、石の中を覗くと、眩い光がかをりを包み込む。光のなかで自分の中にある欲望や悪を見てしまい、一刻も早くここから逃げだそうと、自分を元の世界へ帰してくれるという魔女のルールラを探す。途中、喫茶店で聞き込みも行い、ようやくルールラのもとへたどり着いたが、今度は魔導騎士のロウのもとを訪ねるように言われ・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 13:10:02
12528文字
会話率:50%
学生時代の実体験を思い出しながら書いたショートストーリーになります。
よろしければお楽しみください。
最終更新:2017-11-29 23:36:12
798文字
会話率:10%
" 好き " の 定 義 、と は 。
最終更新:2014-07-15 02:30:17
2996文字
会話率:28%
人が人を好きになるってどういう時だろう。男女が出会い恋に落ちるのは、三千年に一度咲くという『優曇華の花』を二人で見るようなものなのかも知れない。完璧に見える男子高校生の加藤タツルと、なったばかりの教師生活に悪戦苦闘する佐々木ヒナコ、これは二
人の心が重なるまでのお話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-17 00:00:00
78445文字
会話率:44%
「優曇華のかをり」IF閑話を集めました。
あくまで本編ありきの小話ですので、箸休めにお楽しみください。
最終更新:2014-02-12 20:24:23
4532文字
会話率:39%
お盆がキーワードの、ショートショート。
最終更新:2010-06-06 15:51:03
3398文字
会話率:18%