男爵令嬢コーネリアと侯爵サディアスは結婚した。二人はかつて主従で結ばれた身であり、身分違いであるが、国王から命令された結婚のため、反対する者は口をつぐんだ。国王が結婚を命じたのは、コーネリアにサディアスを監視させるため。かつてサディアスは国
王に反旗を翻し、内乱を起こした過去がある。サディアスに忠誠を誓って敵を屠ってきたコーネリアならばサディアスの油断を誘えると、国王は考えたのだ。従わなければサディアスが死ぬと聞かされたコーネリアは、苦悩を秘めつつ、サディアスのために形ばかりの夫婦となろうとするのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 21:11:59
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